歌手であり俳優でもあるノ・ミヌがクリスマスの2013年12月25日(水)Tokyo Dome City Hallにて『ICON NO MIN WOO “ MINEW CHRISTMAS ”THE XMAS SHOW』を開催しました。


会場に鐘が鳴り響くとステージのスクリーンにはラップ音とともに「LIVEの注意事項」のVTRが流れるという面白い演出。「愛のない応援はダメ」「LIVE中の撮影はダメです。バレなければOK」など内容も面白く会場も大爆笑。
ステージには看護師のコスプレをした二人がノ・ミヌが寝ているベットと共に登場。
爆音とともにベットから起き上がったノ・ミヌはファンのもとへ。オープニング曲は「Rock Star」。ドラムとベースが鳴り響き一気に会場のボルテージが上がりライブはスタート。
「こんにちは。ICONのノ・ミヌです。日本だね。僕日本だね。無理しながら来ちゃった。今日は25日だね。会っちゃったね。メリークリスマス!!! おかえり。おかえり?ただいま?あ、そっか僕が「ただいま」か。なんだその顔は!笑ってるじゃん。僕、これはGACKTさんのライブで見たからGACKTさんバージョンで「ただいま」するね」とGACKTのモノマネで「ただいま」というと会場のファンからは「おかえり!」の声が飛び交います。
「今日はこれから終わるまですごいことを準備しているから、みんな鼻から血が出ちゃうかもしれないけど、ティッシュはOKかな?今日はがんばってジャンプジャンプしてダイエットしてね。2kg分ね。わかった?」と流暢な日本語とノ・ミヌ独特の話のテンポに笑いを交えつつ次の曲「We Rock」へ。
端正な顔立ちと華奢な身体つきからは想像できない迫力のあるパフォーマンスでRockナンバーを歌い上げるノ・ミヌに会場は更にヒートアップ。続く「Come on」では「Come on! Come on! もっともっと~」とファンを煽りさらに会場は熱狂しました。


トークコーナーでは司会の古家正亨さんがなんと白塗りに白衣という姿で登場。これには会場も大ウケ。
Instagramに掲載した写真から人差し指が人より柔らかいといい、実際にファンに披露。異常な柔らかさに違った悲鳴も?上がっていました。
そして2013年を振り返って出演作品の映像を観ながらのトークではそれぞれのドラマのエピソードを語ってくれました。
『モンスター~私だけのラブスター~』
普段からギターを弾くので演技だけではなく、実際のLIVEシーンだったのでとってもかっこよく撮れていて良かったです。緊張しましたが僕はLIVEの方が好きだから。
『刀と花』
初めての悪役でみんな殺したいって感じで演じていたら、監督さんに「ミヌミヌ、これは映画じゃなくてドラマだからもう少し怖くないように演じて」って言われました(笑)。
意外に僕は悪役似合うなって思いました。
そして日本でも話題となった『フルハウスTAKE2』では劇中のダンス「Hello Hello」
「Touch」を披露。目の前の生TAKE様に会場も大盛り上がり。
続いての曲ではドラマ『刀と花』のOST曲で参加した自身作詞作曲の「秘話」を披露。
バラードナンバーを切なく歌い上げました。


ノ・ミヌが一旦退場し、DJ DiscoのSoloが終わるとステージには衝立が置かれシルエットにはノ・ミヌの姿が。なんと舞台上での生着替え。Tシャツ、ズボンと脱いでいき、シルエットにはSEXY BODYのノ・ミヌが映り最初は歓声を上げていたファンも生唾を飲み込むドキドキ感満載の演出が行われました。
黒のタンクトップに着替え「みんなもっともっとジャンプジャンプして楽しんで!」と「YOLO2night」。ICONコールにジャンプと会場の熱気は最高潮に。「もっと!遊びがた足りないんだよ。もっともっと声出してジャンプジャンプ!僕にエナジーをくれよ」と叫び、続いての曲「JAM」へ。着ていたタンクトップを脱ぎ捨て上半身裸で頭を振りジャンプしたり、高速腕立て伏せを披露しました。また会場にはサイン入りのカラーボールが投げ込まれました。


「みんな鼻血だ出してる?次の曲いきますか?一緒に歌いますか?」と優しく語りかけ、雰囲気をガラリと変え「BABY」をSEXYに歌い上げます。
再び司会の古家正亨さんが登場しトークへ。
最近の近況を聞かれると「最近は音楽監督もやっていて、このイベントのビデオを作ったりしていました」と語り、映像クリエイター、ミュージシャン、OSTの監督などマルチな才能をみせるノ・ミヌ。
そしてプレゼントコーナーでは先程の曲中で飛ばしたカラーボールの中に「写真」と書かれたボールが2つ混ざっており、なんとノ・ミヌとツーショットが撮れるというサプライズが。ステージに上がる時や、撮影後にも客席までエスコートする優しいノ・ミヌに会場からは悲鳴が上がっていました。
続いてライブ後に行われる抽選で選ばれた100名とのハグ会に追加で更に10名が選ばれるという嬉しいプレゼントもありました。
「いつかまたどうやったら僕と触れるか、ちょっと考えてみます」と外れて残念がるファンに優しい一言も。
「僕はこれからリフレッシュしてあげたいから、一生懸命いろんなことを準備しました。鼻血は止めてここからはピュアなコンセプトにしましょう」と語りライブ後半がスタート。
ステージにはグランドピアノが用意され真っ赤なスーツに着替えて登場したノ・ミヌ。
スクリーンには満月が映し出されヴァイオリンとチェロも加わりノ・ミヌの静かに、けれど力強いピアノの演奏に会場はどんどん引き込まれていきます。


「僕が世界の中で特に今弾いた曲が一番大切で好きな曲で、何千回弾いても飽きないし、すごく昔の曲だから、その当時僕も作曲をしていたので、このピアニストはどんな悲しみがあって、こんなに美しいメロディーができたんだろうと何度も考えました。だからこのメロディーを弾くと心が熱くなっちゃうんです」と語りました。


「今日は25日。一緒に会えて本当に良かった。まず僕が話したいことがあります。何か知っていますか?みんなメリークリスマス♪♪♪ 記念に写真を撮りましょうか!みんな皆から僕を撮って!逆に僕からも撮るからね」と突然のサプライズに会場から大歓声が。
ステージを移動しファンの声に応えながら色々なポーズをとってくれるノ・ミヌ。


「最高だった!サランヘヨ。僕もありがとう。今みんな違う人生をそれぞれ生きています。僕は5年前に人生で一番心が痛かった。その時僕は演技もしたかったし音楽もしたかった。でも周り人からは両方できる人なんていないんだと言われました。でも何回考えてみても、音楽を諦めて演技をしても未来にきっとすごく後悔する感じが強かったんです。その時誰も僕に希望的な話をしてくれなかった。だから未来が見えなくてすごく寂しくて怖かったんです。でも、諦めないでずっと頑張ってやってきました。一回だけの人生だから、今のこの瞬間は戻ることができないから、ただ自分がやりたい事をやりたいんだよね。そばに患者達(ファン)がいるからできます。未来には美しいメロディーを絶対作って行きたいと思います。だからそばにずっといてくれ」
目を潤ませながら辛かった心情を語るとファンもたくさんの熱い声援を送りました。
「Just one life Only one lifeだよね?一回だけの人生。みんなの痛みを僕に手紙で送ってください。僕はそれを読み、あなたに薬をあげます。最後の曲は一回だけの人生を幸せに作って行こう、まだ生きていますっていうメッセージを歌います」と最後の曲「Alive」を熱唱。会場からは惜しみない拍手が送られました。


会場にファンの声援が響き渡る中、DJ DiscoとドラムのMonsterが登場しアンコールへ。DJタイム、ダンス、マジックショーと会場をどんどん盛り上げていきます。
そこへサンタの帽子を被ったノ・ミヌが走って登場し、Monsterのドラムスティックを奪い激しくドラムを叩き、舞台を走り回わる熱いアクションでファンを沸かせました。
そしてラストは「Rock Star」でノ・ミヌもファンも一体になり皆でジャンプし最高潮の盛り上がりを見せ、「また会いましょう」とファンと約束し、約2時間半にわたるクリスマスライブは幕を閉じました。

尚、東京公演のあとに開催された大阪公演で2014年3月22日(土)に舞浜アンフィシアターにて公演が開催されることが発表になりました。
詳細はノ・ミヌオフィシャルウェブサイトへ
http://nominwoo.co.jp/home

【セットリスト】
1. Rock Star(Dr & Bass Ver)
2. Crazy World
3. We Rock
4. Come on
5. 秘話
6. 青春時代
7. YOLO2night
8. JAM
9. BABY
10. Alive
11.Rock Star