今年、韓国で放送される時代劇『サイムダン』では、11年ぶりにドラマ復帰するイ・ヨンエと共演、8月13日にはコメディ映画『ミス・ワイフ』の日本公開も決定と、充実した活躍ぶりを見せるソン・スンホンが来日、4月27日に東京ドームシティホールでファンミーティング「Song Seung Heon “SH&Asto JAPAN Spring Fan Meeting 2016″」を開催した。
3階の客席まで入ったファンの前に現れたソン・スンホンが、「こんにちは。ソン・スンホンです。日本でファンの方に会うたびに感謝しています」という挨拶に続けて「先ごろ日本ではとても心が痛む自然災害が起きてしまいました。被害に遭われた方が1日も早く回復されることをお祈りしています」と、熊本県・大分県の地震の被災者へのお見舞いの言葉を贈ったところから、イベントはスタートした。
来日時は『サイムダン』を撮影中だったソン・スンホン。撮影の合い間に撮った、監督とのツーショットやヒロインのサイムダンを演じるイ・ヨンエと二人で馬に乗っている写真などを見ながら、このドラマについて話してくれた。「『サイムダン』の撮影もあと1、2回の追加撮影で終わります。9月か10月にはこの作品でみなさんにご挨拶できると思います」とソン・スンホン。「僕が演じるイ・ギョムは画家。政治的な部分を出したり、剣術も上手くてできないことはないんじゃないかというようなキャラクター。彼は独身なんですが、ヒロインのサイムダン(イ・ヨンエ)をずっと思い続けている。そんなところも現実的ではないですねと、よく話していました。実はサイムダンが既婚者なので、愛情表現が難しかったですね」と今回の役柄について説明。続けて客席に「もし、初恋の人が現れて『一緒に逃げよう』と言ったら、逃げる人はいますか?」と質問。何人かのファンが手を挙げると「いや、ダメですよ!」と慌てていた。また、時代劇の撮影は準備が大変で、毎回、髭をつけるメイクだけでも1時間半もかかってしまうという裏話も聞かせてくれた。


続く「スンホンさんのヒストリー写真館」のコーナーでは、小学校と高校の卒業式の写真や幼稚園での遠足の写真、お母さんと撮った3歳ごろの写真を披露。初めてスーツを着たという高校時代の写真を見て「まだぽっちゃりしていますね。アメでも舐めながら撮ったのかな? 何歳ぐらいに戻りたいかと聞かれると、いつも高校時代と答えます。このころ本当に楽しかったですね」と本人も写真を見ながら楽しそう。次はファンの秘蔵写真を公開する「私のとっておきの一枚大公開!」。ソン・スンホンがハワイでのイメージビデオ撮影時に使ったベンチに寝転んだファンの写真や「ミス・ワイフ」の特大ポスターの前で娘さんを撮影した写真、2006年に除隊後、初めて公式来日した時にソン・スンホンの写真、そして2015年のファンミで当たったというマグカップの写真というファンならではの思い出のこもった写真が次々とスクリーンに映し出された。中には交通事故で生死をさまようような大怪我を負い、退院後にイベントに参加したファンとソン・スンホンとのツーショットもあり、ソン・スンホンもこのエピソードにはびっくり。客席にいたご本人に「もう大丈夫ですか?」と語りかけていた。
続いては「スンホンさんのお花見相談室」。この日、会場で募ったファンからの質問が書かれたカードが貼られたボードからソン・スンホンがランダムにカードを選んだのだが、なぜかダイエットに関する質問を多く選んでしまい、「スタイルのいい人ほど、こういう質問をしますよね。痩せているより健康的な女性がいいですよ。多くの男性は腹筋が割れている女性は苦手だと思います。お腹の肉も適度にあった方がいいと思います」と嬉しい一言。「昔からスンホンさんを見ている娘の目が肥えてしまって彼ができません。責任をとってください」という悩みには「これからいい人が現れますよ!」と答え、悩めるファンを救っていた。
ここからはファンとのゲームコーナーに。まずはファンミではおなじみになりつつある「ストラックアウト」。抽選で選ばれた3人のファンが投げたボールが当たった番号に書かれたリクエストにソン・スンホンが応えていくというもので、ファンの助けを借りて「キヨミダンス」に挑戦したり、10秒間腕立て伏せをしたり。「こんなに大勢の前で腕立て伏せをしたのは初めて」と言って笑っていた。お次は「以心伝心ゲーム」。20秒間でソン・スンホンが描いた絵が何かを3人のファンが当てるゲームだが、絵は苦手らしく「『サイムダン』では画家の役ですが…」と苦笑い。スケッチブックに描かれた「お寿司」「自画像」「犬」の絵を見て、その“画伯”ぶりに解答するファンも客席も爆笑していた。そして、この日、一番の盛り上がりとなったのは「もしもしスンホンです! ピクニックしませんか?」のコーナー。ソン・スンホンが二人のファンの携帯番号に直接電話をかけてステージまでお誘いし、手作りののり巻きというか、おにぎらずをごちそうするという企画。「普段はあまり料理はしませんね。トッポギを作るくらいかな」というソン・スンホンがエプロンをつけて、レシピを見ながら、のりやごはんと格闘する姿は微笑ましくもあり、どこかかわいらしくもあり、ファンの目は釘づけになっていた。


楽しかったイベントもいよいよフィナーレに。「ソン・スンホン氏、ファイティン!」というファンの声援に「ありがとうございま~す」と手を振って応えたソン・スンホンは「『少女』という歌を歌います。この会場にいるすべてのみなさんを少女だと思って、一生懸命、歌います」と、またまた飛び出した嬉しい一言に続けて「少女」を丁寧に歌い、その後、何度も「ありがとうございます!」とお礼を言い、投げキスをすると笑顔でステージを後にした。

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