端正なルックスと確かな演技力でドラマや映画で活躍、日本でも高い人気を誇る俳優ナムグン・ミン。2015年末から2016年にかけて韓国で放送されたサスペンスドラマ「リメンバー〜記憶の彼方へ〜」で、主人公を苦しめる御曹司ナム・ギュマンを演じ、その鬼気迫る演技が話題を呼んだ彼が来日、3月27日に東京・品川プリンスホテル クラブeXでファンミーティング「Nam Koong Min Fanmeeting 2016 “Remember You…❤”」を開催した。
細身のスーツ(実はギュマンの衣装だと後で明らかに)に身を包んでステージに登場したナムグン・ミンは「久しぶりに来日しました。なかなか来られないのに待っていてくれて、ありがとうございます」と、さわやかな笑顔で挨拶し、「今日は僕のすべてをお見せしたい」と約2年ぶりとなった日本でのファンミーティングへの意気込みを見せた。
まずは現在、日本でも放送中の「リメンバー〜記憶の彼方へ〜」で演じたギュマンの話題になるも、「あんまり、おすすめしたくないんですよ。自分でも毎回、あまりの悪役ぶりにがっかりしていました(笑)。『私は悪い男が大好き』という人には、おすすめできますけど」と苦笑い。さらにギュマンというキャラクターを象徴する自筆の絵を披露。でも、絵は得意ではないようで「僕の絵は小学生レベル。本当に僕は演技以外、何もできないな〜(笑)」と、またも苦笑い。そしてギュマンが傍若無人に振る舞うシーンの数々がスクリーンに映し出されると、「僕のファンミーティングなのに、なんで、こんな悪いシーンばかり」とちょっと不満げ。だが、「怒りを抑えることができないギュマンはどこか滑稽でもあります。視聴者のみなさんにもそう見えたのではないでしょうか。彼は確かに悪い人間ですが、その悪さの中に魅力がある人間だと思います」と、自分の役柄を分析。「撮影現場の雰囲気は最高でした。監督もスタッフも僕を信頼してくれて、うれしかった」と撮影当時を振り返った。


続くファンからの質問コーナーではステージを下りて、客席の中へ。勢いよく手を挙げるファンを自ら指名。「どうしてそんなに演技が上手なんですか?」
という質問には「お金を稼がなくては(笑)。これが僕の仕事ではありますが、一生懸命、がんばって演技しています」、「俳優になっていなかったら、どんな仕事をしていましたか?」と聞かれると「先生かな。教えるのが意外と上手いんですよ。演技を教えてもいいし、文学でもいいですね」、「普段はどんな生活ですか?」との質問には「自己管理は得意じゃないけど、運動はよくします。自宅にマシーンを置いてあるんですよ」と、さまざまな質問に率直に回答。そして、「ふざけた姿をお見せしながら行きますね(笑)」とおどけながら、一旦ステージ裏に。ナムグン・ミンが次のコーナーの準備をしている間、ステージ上ではプレゼント抽選会が行われ、ラッキーなファンにサイン入りグッズなどがプレゼントされた。


ファンの「ミンく~ん!」という呼び声に応え、セーターにスキニージーンズに着替えたナムグン・ミンが舞台に再登場すると、ファンミの定番、名場面再現コーナーへ。「抱きしめたい ~ロマンスが必要~」など、彼の出演作の名場面を、彼が指名したファン3人と再現したのだが、その中には、なんと10歳のファンが。はにかみながらも、「私の心が聞こえる?」の1場面をみごとに再現。これには「これまで共演した女優さんの中で最年少でした」とナムグン・ミンもうれしそう。続いては、ナムグン・ミンがボードにボールを当て、そこに書かれていることを叶えてあげるコーナー。ステージに上げられた4人のファンは、バックハグや2ショット写真撮影などをナムグン・ミンにしてもらって大興奮!客席も大いに盛り上がる中、イベントは終盤へ。
「少しでもいいから、みなさんと楽しめる時間を持ちたかった。僕が大変なとき、日本のファンのみなさんは大きな支えになってくれました」という温かい言葉の後、「もっと近くに来て欲しい」というファンの要望に応え、再び、客席の中へ。ファンと握手を交わしたり、ハイタッチをしながら、会場を一周。2階席のファンにも「2階のみなさん、行けなくてごめんなさい」と声をかけていた。
そしてこの日のためにレッスンしたというソン・シギョンの「僕に来る道」を熱唱。最後に自分でセルカ棒を持って、ファンと記念撮影をしてイベントは幕を閉じた。ファンと直接触れ合える時間を、思い切り楽しんでいたナムグン・ミン。彼の飾らない人柄が伝わって来る温かなひとときだった。

■ファンクラブ情報
ナムグン・ミン公式モバイル http://sp.namgungmin.jp/
■ナムグン・ミン最新出演作日本初放送!
「リメンバー~記憶の彼方へ~」
KNTV で毎週金曜日 午後10:05〜深夜0:35(2話連続)放送中