最旬ラブコメディ『となりの美男<イケメン>』大ヒットを記念して、主演のユン・シユンが来日。9月1日、タワーレコード渋谷店にてDVD発売記念イベントが行われました。


会場大歓声の中、シックな秋色のトップスにハーフパンツ姿で登場したユン・シユン。あまりの大歓声に、本当に自分に向けられたものなのか信じられない様子でステージをキョロキョロ見渡す姿が印象的でした。
「久しぶりですね。『となりの美男<イケメン>』のエンリケ・クム/ケグム役のユン・シユンです。どうぞよろしくお願いします」と丁寧な日本語で挨拶してくれました。
この日、韓国から駆けつけたという多忙なユン・シユンですが、そんな疲れを一切見せず、サービス精神旺盛に色々なエピソードを語ってくれる姿は、まるでエンリケが会場に舞い降りたかと見まちがうほど。
「今回感じたことは、皆さんがケグムを本当に愛してくれているんだなと思いました。ドラマで演じたケグムの仕草やお茶目な表情をみせると皆さんがそれを受止めてくれる準備ができているなと思いました」と語り、ファンを沸かせました。
また共演者の印象について聞かれると、「パク・シネさんはすごく女性らしく落ち着いていて、仕事の面でどんなにつらい状況の中でも、まずスタッフのことを第一に考える」と話し、日本人俳優の水田航生については、「自分も日本でドラマに出演した経験がある。そのため彼の気持ちがよくわかるので、韓国では彼の面倒をよく見てあげた」と当時を振り返り、エピソードを語ってくれました。


イベントでは、トークだけでなく、写メ大会や歌も聴かせてくれたユン・シユン。途中歌詞を間違えてしまうと、ファンへのプレゼントなのに、間違えたままでは申し訳ないと、何度も歌い直し、素敵な歌を聞かせてくれました。また、9月26日がお誕生日ということで、ファンがイベント前に練習した韓国語のバースデーソングをサプライズプレゼントとして披露。パク・シユンも感激し、自分が食べたフォークでファンにケーキのおすそ分けをする逆サプライズ!これには会場から悲鳴にも近い歓声が起こりました。


このあとに行われた握手会でファン一人ひとりと触れ合ったユン・シユンは、最後の挨拶でファンへの感謝をのべ、「また12月に会いましょう」と名残惜しそうに会場を後にしました。


イベント後には記者会見も行われました。


Q:とても盛り上がった熱いイベントになりましたが、ファンの熱い気持ちをどのように感じとられましたか?
A:いつも日本に来て感じることは、皆さんがとても親切で、僕に対して沢山の愛情をくださいますが、今回は特にケグムというキャラクターを本当に愛してくれていると感じました。僕がドラマの中で見せたケグムの姿や茶目っ気たっぷりなイタズラっぽい表情を見せると、皆さんがそれを受け止めてくれる準備ができているなと思ったので、沢山ふざけて子供っぽいところをお見せしました。
Q:普段のシユンさんはあまり子どもっぽい感じではないのですか?
A:好きな人に沢山イタズラをしています。だから、ファンの皆さんに対しても、よくイタズラをします。皆さんの心の中にも子供の部分があると思いますが、そういった子どもの部分を好きな人には見せたいと思いますよね? そういった表現をしたのが今回僕が演じたケグムというキャラクターだと思います。
Q:ケグムは多くのファンの心をつかんだと思いますが手応えはありますか?
A:僕はケグムではありませんが、ケグムを好きな皆さんの様子を見てすごく嬉しく思いました。


Q:撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
A:イタズラをたくさんして、とても楽しかったです。女優さんも一緒になって子供のように遊んで仲良くなりました。現場では30分~40分ほど練習をしてから撮影に臨みました。本当に演技が好きな友人同士が集まって、楽しく作り上げることができた作品だったと思います。
Q:共演された日本人、水田航生さんの印象について
A:『となりの美男<イケメン>』を撮影する前に、僕自身が日本で『BRAND GUARDIANS』というドラマに出演したことがあったんです。だから彼の気持ちがよく分かるので、彼のことを一生懸命面倒をみてあげなければと思いました。たどたどしい韓国語で一生懸命に話そうとしている彼を見て、楽しいところに連れて行って思い出を作り、沢山もてなしてあげたいと思いました。実際、彼と沢山デートしました。一緒に民族村に行って馬にも乗りました。お砂糖を火であぶって食べるお菓子があるのですが、それを一緒に火であぶって食べたり、本当に二人で一緒に沢山デートしました。彼は、撮影が終わる3~4日くらい前から、僕に会う度に「ありがとう。ありがとう」とずっと言い続けるんです。そんな姿を見て、彼は本当に心が温かい人だと思いました。
Q:コ・ドンミとのカップルぶりが羨ましかったのですが、パク・シネさんはどんな方ですか?
A:すごく落ち着いていて女性らしく、慎重な方です。仕事の面ではデビューが僕よりもずっと早かったので、どんなに辛い状況の中でもまずはスタッフさんのことを考えるということを徹底している方でした。非常にレベルの高い演技のひとつは、よく聞いてあげる演技だと僕は思います。彼女は、相手の俳優さんがどのような演技をするかによって自分の演技を変えることができる俳優さんです。僕自身もファンの皆さんがいるから、皆さんのリアクションがあるから、ケグムのようにふざけることができるのです。例えば僕の目の前に大企業の役員がいたら絶対できないですよね。ケグムというキャラクターが本当に自由気ままに遊び回ることができたのは、パク・シネさん演じるコ・ドンミが100%それを受け止めてくれたからです。パク・シネさんは『美男<イケメン>ですね』を通して、チャン・グンソクさんの素晴らしいキャラクターを作り上げました。チャン・グンソクさんのキャラクターを作る上で、本当に大きな影響を与えたと僕は断言することができます。パク・シネさんは、ほかの俳優さんを輝かせることができる、非常にレベルの高い演技ができる俳優さんだと思います。(記者に向かって)今僕が言ったことをちゃんと記事にしてください。そうしたら皆さんの記事をシネちゃんに見せて、ごちそうしてもらおうと思います。
Q:12月7日に開催が決定したファンミーティングについて、どのようなファンミーティングにしたいですか?
A:ファンミーティングというのは僕ひとりで作るのでなく、皆さんと一緒に素敵なすばらしいファンミーティングを作り上げていくものだと考えています。今回考えているのは僕の好きな話をたくさんしたいと思っています。僕が幸せだなと感じることを話して皆さんと分かち合える、そんな時間がもてればと思います。四つ葉のクローバーというのは“幸運”、三つ葉のクローバーは”幸せ””幸福”なんですね。僕はデビューして今までずっと、幸運を探すために一生懸命頑張ってきましたが、ふと考えてみたら自分自身が好きだと思うことや幸せだと感じた思い出を、皆さんと一緒に話し合った経験がないので、次回のファンミーティングでは、僕の話を聞いてもらいたいと思っています。至らない僕をお見せする小さなファンミーティングではありますが、僕自身がすでに持っている幸せを分かち合いたいと思っていますので、ぜひ多くの方にご参加いただけたらと思っています。
Q:今回の来日中、プライベートでやってみたいこと、実現したいことはありますか?
A:僕はいつも行くところがあるんですよ。月島にあるもんじゃ焼き屋さんがある通りで、もんじゃ焼きを食べるのが好きなんです。必ず行きたいです。
Q:今回に限って行きたいところは?
A:いつも僕はプランを練って着実に実行してくのですが・・・そういえば、『裸足の友人』で共演しているカン・ホドンさんが、横浜にあるラーメン屋さんを昨日推薦してくれたんです。だけどその説明が不十分だったので国際電話をかけて、ラーメン屋さんを探してみようと思います。”デパートの中にあるラーメン屋さん”とだけ教えてくれたのですが横浜はデパートがたくさんありますよね?(観客席のファンから「ラーメン博物館!」という声が)ラーメン博物館というのがあるんですか? じゃあ、そこから行ってみたいと思います。


Q:イベントで「自分の誕生日を自分で祝うことは自分を愛すること」とおっしゃってましたが、ほかに日常生活で“自分を愛すること”はありますか?
A:まず反省しなければならないのですが、僕は自分自身について“こうしなければいけない”と思う方です。人の体の中には気分をよくする物質があると聞いたことがあります。その物質は他人の不幸や失敗を見た時に分泌されるそうです。でも自分自身を愛することができる人は、他人の不幸を見ても嬉しくないそうです。逆説的になりますが、他人を愛することができる人こそ自分を愛することができるのではないかと思います。他人を愛することができ、また自分自身もそれを受け止めることができるという人が、自分自身を愛することができる存在だと思います。自分一人では、自分自身を愛せる人にはなれないと思います。自分だけが何かをして要求するという人は、絶対に自分を愛せる人になれないと思います。
Q:最後に日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします。
A:先ほどファンの皆さんにも言いましたが、3年半ほど前に僕が初めて日本に来たとき、話せる日本語といえば「愛してる」「こんにちは」程度でした。その1ヵ月後に僕の日本語の能力がすごく上達したんです。教えてくれていた先生もびっくりするほどでした。そしてその後、先生がもっと驚くような事がありました。実はその後、全く日本語が上達しなかったんです。自分の能力に自分自身ががっかりしました。今回日本に来て感じたのは、以前は日本といえば遊びに来たい場所でした。でも今は僕自身がリラックスして体を休めて友人に会ったり、自分自身を充電させて帰る場所という位置づけに変わりました。ドラマを撮るときに、いつも日本のファンや視聴者の皆さんが観ても理解できるような演技をするようになりました。僕自身がそのように発展することができたのは、至らない俳優であった僕を一生懸命温かく迎えてくれた日本のファンの皆さんのお蔭だと考えています。これからもいつも皆さんのことを忘れずに活動していきたいと思いますし、本当に気楽な気持ちで会いに来る俳優ユン・シユンになりたいと思っています。皆さん、本当にどうもありがとうございました。
会見終了後には、抽選で選ばれ記者会見に参加したラッキーなファンの席まで降りていき、ひとりひとり握手をしながら言葉をかける気遣いを忘れないユン・シユン。ファンに対する優しさに、会場に居合わせた誰もが彼の人柄に惹かれたに違いありません。

■DVD情報 「となりの美男<イケメン>」
DVD-BOXⅡ 8月28日(水)発売
DVD-BOXⅠ好評発売
TSUTAYAにてDVD全8巻好評レンタル中
公式サイト: www.tonari-t.jp
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ/セル販売元:アミューズソフト
コピーライトマークKIMJONGHAK PRODUCTION

■12月7日(土)ユン・シユンファンミーティング開催決定
詳細は、ユン・シユン日本オフィシャルファンクラブ
http://www.yoonsiyoon.jp/