ドラマ『フルハウスTAKE2』や映画『神弓-KAMIYUMI-』、『隠密に偉大に』など話題作に多数出演し実力派若手俳優として注目され、韓国だけでなく日本でも注目を集めるパク・ギウンが4月29日、兵役前の最後の来日をし、東京・日本教育会館一ツ橋ホールにてファンイベント『パク・ギウンのうちくる?!~Welcome ♡ My Home!!~ 』を開催しました。


イベント前には合同インタビューが行われました。
Q:韓国で日本のファンの応援をどのように感じていますか?
A:みんな喜んでくれています。海外での活動もがんばってと応援してくれています。
国籍に関係なく、僕を好きになってくれた方たちなので、お互いに共感するものを感じているようです。
韓国のファンのカフェ(サイト)に遊びに来てくれた日本のファンの皆さんのために、日本語ができるファンの方が翻訳などもしてくれたりします。言葉は違えど感じる感情は同じじゃないですか。僕自身が韓国のファンと日本のファンの皆さんを区別して考えないように、それぞれの国のファンの皆さんも心をひとつにして僕のことを応援してくださるので、感謝の気持ちでいっぱいです。
Q:多くのファンをひきつける魅力をお持ちのギウンさんですが、ご自身ではどんなところが魅力的だと思いますか?
A:僕の魅力としてお話するのは少し恥ずかしいのですが、率直で明るい姿を好きになってくださっているようです。何事にも前向きに考え、感謝の気持ちを忘れないようにいつも努力しています。僕が努力している部分を認めてくださり、いつもあたたかい心で見守ってくださるので、いつも感謝しています。良い演技を通して恩返しできるように、絶え間なく努力していきたいと思います。


Q:今回の来日でここだけは行きたいところ、これだけはやっておきたいと思うことは?
A:僕は状況さえ許せば日本に滞在中、毎日毎日ファンのみなさんと遊びたいです。
元々あまり外に出歩くほうではなく、いつも家にこもっているんですね。東急ハンズには今回、必ず行かなければなりません。というのも親しいコメディアンのお兄さんに、「カツラと仮面を買ってきて」と頼まれたからです。ここから一番近いところだと渋谷店になりますよね? もし時間があったらドン・キホーテにも行こうと思っています。
Q:ファンのみなさんと行きたい、遊びたい場所はどこですか?
A:僕は一人でいるときも特に何かをして遊ぶのではなく、じっとしていることが多いんです。
ファンのみなさんの顔を見ながら一緒に時間を過ごすということがもともと大好きなので、一緒にいられるのであればずっと側にいたいです。家ではプレイステーションのゲームをよくやっています。だからと言って、ファンのみなさんはこのインタビューの記事を読んで、プレイステーションをプレゼントしてくださるというのはやめて欲しいです。なぜなら、これから僕は軍隊に行かなければならないので(笑)。


Q:今まででいろいろな役に挑戦されましたが、演じていて面白かった役、気に入ってる役は?
A:『フルハウスTAKE2』のウォン・ガンフィです。
演じていて最初は大変でしたけれど。僕はとても声のトーンが低いんです。でもガンフィは愛嬌のある役でしたよね。作家の先生から最初に言われたのが、G-DRAGON(BIGBANG)とキム・ヒチョル(SUPER JUNIOR)を足して2で割ったような役作りをして欲しいという注文を受けたんです。可愛らしく愛嬌のある役ということで、声のトーンを上げたりしなければならず最初は大変でしたが、そのキャラクターを演じていくうちに僕自身もどんどん明るくなっていって、人に対して自分の感情をもっと表現するようになりました。
また以前は、アクセサリーは時計しかしていなかったのですが、この役を演じたときから指輪も着けはじめました。そういった意味でこの作品への出演をきっかけに、僕の性格や趣向が変わっていった様な気がします。演じていてとても面白かったのですが、それだけではなく、パク・ギウンという人間に一番影響を与えた作品になったと思います。そして『フルハウスTAKE2』という作品があったおかげで日本でもたくさんの方に愛していただき、そしてこのように記者のみなさんや日本のファンのみなさんにもお会いできて、僕にとっては本当に大切な作品です。
Q:ガンフィ役を演じて性格が変わったということですが、もともとの性格は?
A:オレ、ヘンタイ。ジョウダンデス(笑)男臭い男でした。
いつも周りは男性の仲間たちに囲まれていましたし、スポーツが大好きでサッカーチーム2つとバスケットボールチーム2つに入っています。最近は時間がなくてサッカーやバスケットボールはできていませんが、男同士でいつも集まってゲームをやったりという感じのタイプでした。
一人でいるときは寡黙な性格で、ちょっと男臭い男だったのですが、ウォン・ガンフィを演じることによって心にもゆとりができ、周囲の人に対してもっと優しくなったような気がします。ウォン・ガンフィは感情表現を周りの人たちにとてもストレートに伝えていくタイプなんです。イ・テイクは反面、感情表現が拙い人物だったと思いますが、二人のうちどちらに似ているかとあえて言うならば、僕自身は以前はイ・テイクに近かったと思います。そんな意味で本当にありがたい作品だと考えています。
自分の感情を人に伝えていくのはとても素敵なことだと思います。最近は、周囲にいる本当に大切な人たちには「愛しています」ということを伝えるようにしています。昔は照れくさくてなかなか表現ができなかったのですが、最近は「愛している」ということを一日一回は口にして周囲の大切な人に伝えるようにしています。一日一回言っても、一年で365回しか言えないわけですよね。そんなふうに変わることができて、ウォン・ガンフィにとても感謝しています。もし、もう一度演じてみろと言われたら、ぜひまた演じてみたいですし、今でも恋しいと思う役でした。でも、僕の中に眠っていたものを目覚めさせてくれるきっかけになったのではないかという気もします。


Q:2月にソウルで行われた「バレンタインファンミーティング」の感想は?
A:2月にソウルに日本のファンのみなさんに来ていただいてファンミーティングをしました。韓国のファンのみなさんともファンミーティングをしているんです。なので2月には、僕は王様でもないのに盛大な誕生日を2回もみなさんに祝ってもらったんです。本当に僕は恵まれた幸せな人間だとつくづく感じました。
両親は安東(アンドン)という地方都市に住んでいて僕はソウルで一人暮らしをしているので、なかなか家族と一緒に過ごす時間はないのですが、その寂しさを全く感じないほどにみなさんと一緒に過ごすことができて、とても嬉しかったです。その時日本のファンのみなさんには日本語で手紙を読んだのですが、その時お伝えしたのが「いつもみなさんに申し訳ないという気持ちを持っている」ということです。本来であればこうやって日本に来てご挨拶するのが正しいと思うのですが、スケジュールの都合でソウルでファンミーティングをしたことで、日本からいろいろな事情で来られない方も多くいらっしゃいました。学生の方は来ることが難しかったでしょうし、都合が合わない方もいたと思います。そんな方たちには本当に申し訳ないと思っていて、今回は来日が難しい状況だったのですが僕が無理を言って日本に来ることになったんです。
いつも感じているのは、本当に幸せで感謝しているということと、また同時に申し訳ないという気持ちをファンのみなさんに持っています。
Q:今後はどのような俳優を目指したいですか?
A:僕は演技が大好きです。可能な限り長く演技を続けたいと思っています。
いつも自分が目立って際立つのではなく、その役柄や作品の中に溶け込んでいく、そんな俳優になりたいと思っています。そのような理由で、これまで主演や助演ということにこだわらず自分がやりたい役であればチャレンジしてきましたが、迷いが生じたこともありました。それは映画『隠密に偉大に』を撮った後にファンのみなさんと一緒に劇場を貸切りにして映画を観るイベントがあって、その時には日本からもファンのみなさんが来てくださったのですが、あの作品では僕は最初から最後まで多く登場しているわけではなく、キム・スヒョンさんが軸となって多く登場していました。でも映画を観ている最中にファンのみなさんが、僕が登場するシーンのたびに本当に喜んでくださっている姿を見て、僕のことを大事にしてくれているファンのことをこれまであまり考えずに自分のことばかり考えてきたのではないか?と思ったんです。その時「これからはファンのみなさんのために、もっと比重の大きな役柄にチャレンジしていきたい」と、心の中で誓いました。でもこれまでも「役の大小にはこだわらない」というスタンスで10年近く演技をやってきているのですが、そうでなければ途中で息切れしてしまうと思います。これからもずっと演技をしていきたいのですが、最初にも言ったとおり作品の中に素材として溶け込んでいく、そんな俳優になっていきたいです。


Q:今後チャレンジしたい役や作品のジャンルは? また最近観た作品で、やってみたかったと思った役はありますか?
A:まず二つ目の質問から答えると僕のあまりよくない習慣の一つなのですが、映画をたくさん観るので、いつも「何を観たっけ?」というふうに混乱したりします(笑)。なので少し時間をいただければ、じっくり考えて後でお答えしたいと思います(笑)。
『密会』というドラマがあるのですが、毎回観れているわけではありませんが、その中のユ・アインさんが演じている役柄を演じてみたいと思いました。これまでもインタビューのときにお話ししているのですが、今までに演じたことがない役柄に惹かれます。韓国ではなかなか制作されないスーパーヒーローものもやってみたいです。例えば『アベンジャーズ』みたいなものもとても面白いですよね。現実にはなかなかない、スーパーな力を持っている役を演じてみたいです。
Q:映画『隠密に偉大に』の見どころを教えてください。
A:僕が出演しているシーンに注目して観ていただければと思います(笑)。
本当に面白い作品で総合詰め合わせセットみたいな、いろんな面白い要素が詰まった作品です。コミックもありアクションもあり、ロマンスはありませんが本当に素晴らしい俳優が参加しているので、俳優を見るのもひとつの楽しみになると思います。
Q:『グッド・ドクター』の見どころは?
A:僕はカメオで出演しているのですが、チュウォンさんと親しいということもありましたし、チュウォンさんだけでなく、『隠密に偉大に』で共演した俳優たちと今でも本当に親しくて、いつも連絡を取ってよく会ったりしているんです。
『グッド・ドクター』の場合は、チュウォンさんだけでなく監督やスタッフのみなさんとも親しかったので、カメオのオファーが来たときには本当に嬉しい気持ちで現場に駆けつけて出演させていただきました。
『ザ・スリングショット~男の物語』では少し障害のある天才の役を演じたのですが、本当に風変わりな役だったので、アン・ギョンテという役はすごく好きなキャラクターで、こんな人物が主人公になるような作品が作られるといいのになぁと思っていたら、『グッド・ドクター』がまさにそういう作品だったんです。はじめてそういう試みで作品を作った、制作陣のみなさんにも拍手を送りたい面白い作品だと思います。
Q:次の来日時はこうなっていたいという気持ちを込めて、日本のファンの方にメッセージをお願いします。
A:僕自身は明日の朝軍隊に行っても構わないという気持ちでいるんです。でも心残りなのは、やはりその期間は活動ができないことです。日本のファンのみなさんだけではなく、韓国や他の国のファンのみなさんとお会いできないので胸が痛みますし、みなさんにとても会いたくなると思います。
でも個人的には自然な流れというのを大切に考えていて、このこともやはり自然なことだと思うので、そんなに悲しむようなことではないと考えています。その期間会えない分、また二年後にみなさんとお会いするのはとても嬉しいだろうと思いますし、僕にとっては自然なことなので、「二年後には、こんなパク・ギウンになって帰ってきます」ということをみなさんにお約束するよりも、その年齢に合った、二年後であれば二年分成長した健康な姿でまたみなさんにお会いしたいと思っています。演技を二年間できないわけですから演じたいという思いも強くなっているでしょうし、演技に対する乾きというものもあると思いますので、もっといい演技でみなさんにお会いできると思います。
本当に特別なことではなく自然なこととして、また帰って来てみなさんにご挨拶できればという気持ちです。


テーブルの上に置いてあったキム・ナムギルが表紙の雑誌が目に留まったギウンは「ナムギルお兄さんを見たらヒゲがとても素敵なので、生えてきて欲しいなと思うのですがあまりヒゲが生えないたちなんです(笑)。ヒゲがあれば、今よりもっとタフに男らしくなるのではないかと思います。食事するときも、「(低い声で)オイシイ」 こういう男らしい雰囲気を醸し出したいです(笑)」と記者の笑いを誘っていました。
インタビュー中には、記者がテーブルに置いたレコーダーを一つずつ綺麗に並べ直したり、サインしたポラロイド写真を綺麗に整えたりという几帳面な一面や、通訳の方にお水の蓋をあけて渡してあげたり、終始笑顔で冗談を言ったりと、彼の優しさと人柄の良さが全面に出ていたインタビューでした。
インタビュー後に開催された『パク・ギウンのうちくる?!~Welcome ♡ My Home!!~』では、パク・ギウンの部屋をイメージしたステージが作られ「家具以外は僕の部屋にあるものを持ってきました」と好きで集めているというタンブラーやドラムスティック、思い出の衣装などが飾られていました。
歌や○×クイズ、デビューからの作品を振り返ったりと楽しい時間をファンと過ごしました。


イベントの最後のコーナーでは入隊するパク・ギウンとファンの手紙をタイムカプセルに入れ、2年後に開封するということで、パク・ギウンが会場に下りて手紙を回収していく嬉しいサプライズ。思わず泣いてしまうファンに「泣かないで」と優しく声をかける一幕も。


そして「1年9ヶ月の間、僕を忘れないでください。記憶の中にいますよね? 僕から皆さんへ“会いたい”“ありがとう”“愛しています”」と手紙を読み上げました。


ここで今度はファンからのサプライズで「ギウンさん行ってらっしゃい。待っています」と韓国語のメッセージが掲げられると、思わず声が詰まり目頭を押さえるギウン。


「僕は今の状況(入隊)は自然なことと受け止めています。僕たちは会えない間はお互いに恋しく思い、また再会した時に嬉しく思えばいいと思うんです。本当に僕は恵まれて祝福された人間だと思います。本当にありがとうございます」と語り、別れを惜しみながらイベントは終了しました。

セットリスト
M1:Creep
M2:目を閉じて
M3:告白します
アンコール:Baby why

■パク・ギウン JAPAN OFFICIAL FANCLUB
http://www.parkkiwoong.jp/

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