世界120ヶ国で同時放送され、海外ファンたちの心を鷲づかみにした大ヒットラブコメディドラマ「じれったいロマンス」。
台湾の大手動画配信サービスでは韓国ドラマコンテンツダウンロード数の年間⾸位を獲得したほか、アジア各地で本ドラマをきっかけにソンフンの単独イベントが開催されるなど、国境を超え爆発的な人気を得ています。

この人気ドラマが、11月18日（土）17時よりBS12 トゥエルビ、18時よりGYAO!にて放送されることが決定。
11月17日（金）には本作の主演俳優であるソンフンが来日し、ドラマ「じれったいロマンス」来日記者会見が行われました。

ステージに登場したソンフンはまずは日本語で「こんにちは」と挨拶すると、通訳に『記者』の日本語を確認し、すこし恥ずかしそうな表情を浮かべながら再び日本語で「日本の記者さん、はじめまして。僕はソンフンです。よろしくお願いします」と挨拶しました。

―　今話題となっているドラマ『じれったいロマンス』について簡単にご紹介いただけますか。
ソンフン：このドラマは典型的なロマンチックコメディで、ファンタジー要素などは一つもありません。ある意味陳腐かもしれませんが、本当のロマンチックコメディです。僕はそんなドラマをやりぬきました。楽しく、面白く見せたいと思ったので、それを保証できるくらい面白く演じました。

―　このドラマはロマンティックなシーンも沢山収められています。ソンフンさんが印象に残っているシーンを教えてください。
ソンフン：いつも同じ答えをしていますが、僕にとって印象深かったシーンは水泳のシーンです。実は台本にはなかったシーンで、監督と話をして実現したシーンです。自由に演技ができ、感情を込めて演じることができたという意味で印象に残っていますし、美しいシーンだと思います。

―　ご自身が水泳もも非常にお得意で…
ソンフン：うんんん～（と首を振って）そういうことはないです。ただそのシーンがすごく美しいと思ったんです。

―　財閥の御曹司という、俺様キャラを演じられましたが、実際のソンフンさんと比べて共通する部分はありましたか？
ソンフン：まず僕はそんなにお金を持っていません。そして見た目と違って、非常に人に気をつかうタイプです。あえて共通点があるとすれば、キャラクターと同じでちょっと茶目っ気がありイタズラなところが似ているかなと思います。

―　今回作品では、Secretのジウンさんと共演されています。とても息が合ったとおっしゃっていましたが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか？
ソンフン：常に楽しい現場にしたいなと考えていたので、僕の方から冗談を言ったりイタズラをして笑わせたりして、ジウンさんもそれを快く受け止めてくれる、そんな撮影現場でした。

―　いよいよ11月18日午後5時からBS12 トゥエルビで全国無料で放送されます。また同午後6時からはGYAO!で配信となります。幅広い方法で日本の多くの方に観ていただける機会がやってきました。そんな日本の皆さんにどんなところに注目してもらいたいですか？
ソンフン：（MCの）古家さんはこのドラマのポイントはワンナイトのシーンだとおっしゃっていましたが、このドラマ全体的に観ていただければと思います。撮影現場は非常に楽しかったんです。スケジュールはタイトで大変だったのですが、現場は家族のように温かく、とても楽しく撮影することができましたので、ドラマからそういう雰囲気を感じ取っていただければと思います。ファンの方は見る目が高いと思います。またここに来ていらっしゃる記者の方も目が高くて、その道の専門家の方が取材に来ていただいていると思います。つまりここにいらっしゃっているということは、このドラマがヒットするかどうかをもうわかっていらっしゃると思います。若しくは上司に言われてきている方もいるかもしれませんが、ぜひ良い記事を沢山書いていただければと思います（笑）
―　（記者に向かって）よろしくお願いします！
（ソンフン笑）

―　今回の作品の大ヒットもあり、ソンフンさんは世界各地でファンイベントを行って大盛況だそうですね。モンゴルやアブダビなど、大変な人気だったそうですが、アブダビはどんな様子だったのですか？
ソンフン：僕自身ではなく、ドラマがヒットしたことによって、世界各国の方が僕のファンになってくださったのだと思っています。いろいろな国に行って感じたのは、文化が全く違うということです。行く国よって基準が違い、この国では良かったことが、別の国ではダメだったりということが沢山ありました。中東のアブダビでは、女性はよくヒジャブをかぶっているんです。僕も中東のイメージは男女間の一線がはっきりしていると思っていましたので、いろいろ心配もしていました。でも実際にイベントを行ってみたところ、想像以上に反応があり、歓声も高く、とても楽しんでいただけたということが信じられないくらいでした。想像以上の反応があったことが忘れられない印象として残っています。

―　モンゴルでのイベントも4000人規模の会場がいっぱいになったとお聞きしていますが…
ソンフン：実際には2400席だったのですが、そこに沢山の方が来てくださって、合計すると4000人くらいになったと聞いています。

―　さきほど水泳のシーンをご自身で希望されて撮影することになったとおっしゃっていましたが、なぜそのシーンを入れたいと考えたのか教えてください。
ソンフン：もともとのシーンはプールではない場所で撮影をしたんです。ところがその建物の中にプールがあって、監督が撮り終わった後に「ここでも撮ったらよかったかもね」と話されていて、その後、俳優やスタッフの方に了解を得てもう一度プールで同じシーンの撮影をしたんです。場所が変わったのでセリフが変わったり設定もいろいろ変えて撮影しました。

―　ご自身の肉体も見せられ、得意な水泳も見せられる、そういうソンフンの魅力を一挙に見せられるからこそあえてプールでの撮影になった…
ソンフン：このドラマ撮影を始める前に制作会社の理事の方と、やりたくないことについていくつか話しました。まず、OSTを歌いたくないと言いました。もう一つが水泳のシーンで、肉体を露出するのは控えたいという話をさせていただきましたが、こうなりました。記者の方たちも、お給料が入ると思いますが、僕も入金されたらやるしかないです（笑）

―　韓国のバラエティー番組ではかなりざっくばらんな姿を披露されていますが、女性の理想を託されるような役をたびたび演じることについてどのように感じていますか？
ソンフン：僕はドラマでの役を演じる時は、ほぼ台本通りに素直に演じようと思うほうです。以前は台本をもらった時の役柄について女性に人気のある役や女性に悪いことをする役だと、それぞれに対する先入観をある程度持っていましたが、今はそういったものは特になく、もらった役をそのまま台本通りに解釈することだけだと思っています。そこに僕なりの面白さやポイントなどを探すタイプだと思います。

ここでMCの古家氏が質問は終了、と話すと、ソンフンは記者に向かって「もう質問はないですか？僕は人の話を聞かないタイプなのでもう一つだけ質問を受けたいと思います。大丈夫です、怒られるのは僕の上司なので（日本語で）大丈夫！（笑）」と話し、もう一つ質問を受けることに！

―　これまで多彩な役柄で知られるソンフンさんですが、今後やってみたい役はありますか？
ソンフン：正直言って、僕は皆さんが思っているほどの多彩な役を演じてはいないと思います（笑）。室長や財閥2世だったりと、ファンの皆さんが記憶に残っているような作品ではさほど幅広い役柄ではないのですが、小さな作品では幅広く役を消化してきたと思います。今後ですが、これから挑戦してみたい役は特にありません。僕は役者として5年、6年目になります。これまでやってきた中で自信がついて、どのような役をいただいても僕自身の色に染めていける、消化できるという思いが芽生えました。だから今後はあえてこんな役でやりたいという風には思っていません。

このあとステージ上でフォトセッションが行われ、ソンフンが最後に「ファンではない方がこうしていらっしゃってくださるのは面倒で煩わしいことだろうというのはよくわかっています。それでも来てくださったことに対してお応えできるくらいのドラマだという自信があります。このドラマがヒットした暁には、皆さんが直接取材に来てこの記事を私が書いたんだと自慢できるような作品になると思います。皆さん来てくださって本当にありがとうございました。正直に言うと、このドラマがヒットするかどうかは僕にもわかりません。他の国ではとても反応が良かったのですが、日本でどうなるかはわかりませんが、皆さんが良い記事を書いてくださって、ドラマヒットのきっかけになればと思っています。（日本語で）よろしくお願いします」と挨拶し、記者意見は終了しました。

一見クールそうにも見えるソンフンですが、ユーモアのある回答や、記者への気遣い、そしてフォトセッションでは「そろそろ終了」との声にいたずらっ子のように「嫌だ～」と言ってみたりと沢山の表情を見せてくれました。
ドラマはBS12 トゥエルビ、インターネット配信GYAO!で放送中です。

【配信情報】
『じれったいロマンス』
◆テレビ放送
2017年11月18日（土）より毎週土曜・日曜17時～18時00分
BS12 トィエルビ番組ホームページ URL： http://www.twellv.co.jp/program/drama/jirettai.html

◆インターネット配信
2017年11月18日（土）より毎週土曜・日曜18時～
公式特集ページ URL： http://gyao.yahoo.co.jp/special/koreandrama/

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＜ストーリー＞
大企業の跡継ぎであるチャ・ジヌク（ソンフン）。グループの会長である父親て僕は、真面目に仕事をしないジヌクを見かねて地方のリゾートホテルで修業するように命じる。
一方、恋愛経験ゼロのイ・ユミ（ジウン/Secret）は、母親の2回目の結婚式に出席するためにリゾートを訪れていた。２人はひょんなことから一夜限りの関係に発展してしまうが、目が覚めたユミは混乱し、何も言わずにその場から逃げてしまう。3年後、栄養士として社内食堂に入社したユミ。そこで出会ったのは、なんとあの夜の男ジヌクだった…。
＜出演＞
ソンフン、ソン・ジウン（Secret）、キム・ジェヨンほか
＜脚本＞
キム・ハナ、キム・ヨンユン
＜演出＞
カン・チョルウ