韓国ドラマ「雲が描いた月明り」は、男として生きてきた孤独な“男装女子”と一国の運命を背負う“ツンデレ王子”の禁断の恋物語を胸キュン満載に描いた、シンデレラ・ラブコメディです。2016年8月から韓国のKBS で放送され、最高視聴率25.3%を記録し、同時間帯視聴率を独走。韓国中で大ブームとなりました。その人気ドラマがテレビ東京 韓流プレミアで11月20日(月)より放送がスタートします!

テレビ東京での放送を記念して、主演のパク・ボゴムが来日。11月16日に都内で記者会見が行われました。

黒いスーツに身を包み、登場したボゴムはキラキラな笑顔を見せながら、「皆さん、こんにちは。パク・ボゴムです」と日本語で挨拶。MCの古家正亨氏が「今日はお忙しい中ありがとうございます」とボゴムに声をかけると、「ありがとうございます。今日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます」と取材に来た記者たちへも気づかいの挨拶をしてくれました。そしてさっそく記者会見がスタート!

― 2月にはファンミーティングで来日されましたが、公式来日は何回目になりますか?
ボゴム:公式的には2回目になります。

― いよいよ日本でも話題のドラマが放送されますが、どんなお気持ちですか?
ボゴム:久しぶりの記者会見ということで、とても緊張しています。ときめく気持ちで来たのですが、ドキドキしている状態です。
― 会場の皆さんはボゴムさんにときめいています(笑)
ボゴム:(日本語)ありがとうございます!

― 『雲が描いた月明り』でのボゴムさんの役どころを教えていただけますか。
ボゴム:僕が演じたイ・ヨンは少し気難しく、堂々ともしているのですが、内面は力強く、温かさを持っている人物です。自由奔放な王子でもあると表現するとご理解いただけるかと思います。

― イ・ヨンは国民セジャ(世子)と言われ、キャラクターとしても愛されましたが、実際に演じてみて、どんなところに魅力を感じましたか?
ボゴム:一見すると冷たく気難しそうに見えるのですが、実はそうではないという部分に魅力を感じました。年は若いのですが、非常に強靭な心を持っている部分で学ぶところが沢山あると思いました。

― 役作りで一番気をつかったのはどんなところですか?
ボゴム:時代劇は映画『バトル・オーシャン 海上決戦』以来初めてでした。1年前の24歳の時に撮影が行われたのですが、今のこの瞬間でなければ残せない作品ではないかという思いで選択しました。シナリオも楽しく読みました。この作品には原作があるのですが、原作を愛してくださっているファンの皆さんにも楽しんでいただける作品にしたいという気持ちで演技に臨みました。

― 撮影現場の雰囲気がよかったとお聞きしていますが、撮影当時のエピソードなど教えていただけますか。
ボゴム:同世代の共演者が集まった現場だったので、みんなで笑うことが沢山あったのですが、笑いすぎたり、みんなで騒いだり、NGを出してしまったりということもあったので、監督さんに怒られたことを覚えています。

― ボゴムさんご自身はNGは多い方だったのですか?
ボゴム:イイエ(笑)。この作品でのセリフは簡単に覚えるのが難しい政治的な専門用語が多く使われていたので、そのセリフを熟知するのが大変な現場でもあったと思います。
― そういった中、NGが少なかったということですね。
ボゴム:いえいえ(笑)少し出してしまったことがありました。

― 今回はドラマのOSTにも参加していらっしゃいます。ご自身がOSTに参加するお気持ちはいかがでしたか?
ボゴム:(日本語で)とても楽しかったです! OSTに参加できたのは楽しく、幸せな時間でした。以前からOSTに参加してみたいと思っていたので、今回貴重なチャンスをいただき、光栄な気持ちで臨みました。ステキな音楽をプレゼントしてくださった音楽監督にも感謝していますし、「愛しい人」を愛してくださったファンの皆さんにも感謝しています。

― 役者としてスクリーンに自分が映っているところに自分の歌が流れてくる気持ちはどんな感じなのでしょうか?
ボゴム:お~、いいな~、と(笑)。でもスクリーンに映し出されている時に自分の歌声が流れているとドキドキします。なんとなく慣れないようなぎこちない気持ちにもなるのですが、その瞬間、そのシーンのイ・ヨンという人物を表すために最大限その音楽が表現できている状況になるのはありがたいことだなと思いました。

― 日本ではいよいよ地上波で放送されます。これからより多くの日本の方に観ていただくことになりますが、ここは観てほしいという思い出のシーンを教えてください。
ボゴム:韓国で放送されてから1年が過ぎた作品ですが、こうやって日本で放送されることになり、とても光栄に思っています。韓国の美しい伝統衣装韓服や古宮を映し出していますが、そうした美しい景色などを日本の方々にも楽しんでいただけるのではないかと思っています。また、僕が演じたイ・ヨンという人物は、宮廷の中と外での置かれた状況に応じて、出会う人々に対して接する態度が少しずつ変化していきます。その辺りをうまく演じ分けられるように気をつけていたので、その違いを見ていただければもっと楽しんでいただけるのではないかと思います。時間が経って改めて深く感じるのは、イ・ヨンは若くしてセジャになり、後に王となる人物ですが、その若さで大きな責任感や重圧を背負っていたのではないか、本当にステキな人物だなということでした。それぞれの登場人物がそれぞれの背景やエピソードを持っていますので、そうした背景などにも注目すると、このドラマをより楽しんでいただけるのではないかと思います。

― ボゴムさんは韓国はもちろんのこと、マレーシア、香港、インドネシア、台湾、タイ、シンガポールなどでもファンミーティングを開催され、日本でもファンミーティングを行いましたが、日本のファンの皆さんからだけ特別に感じたものはありましたか?
ボゴム:(日本語で)あたたかい。『あたたかい』で合っていますよね?日本の皆さんはとてもやさしくて、温かいなと感じましたし、お互いを尊重し合い、気づかっている姿にとても感動しました。
― ボゴムさんの『あたたかい』という言葉使いが温かいです。
ボゴム:(日本語で)ありがとうございます(笑)

― 韓国での予告編がとても話題になっていましたが、そのエピソードがありましたら教えてください。
ボゴム:僕も胸キュンな、新鮮な予告編だったなと思いました。僕も、光化門広場であれだけ大勢の人の前でセジャの衣装を着て踊るという状況に、うまくできるかなと思ってとても緊張したのですが、いざダンスをしてみると、本当に自分がセジャになったような気持ちになり、とても思い出に残る楽しい撮影になりました。イ・ヨンという人物は、実在のヒョミョン(孝明)セジャをモチーフにしていると言われています。このヒョミョンセジャは芸と音楽をたしなみ、こよなく愛していた人物であり、踊りにも関心があったセジャとして知られています。なので僕もそのことについて勉強しましたし、とても心に響きました。

― イ・ヨンは兄でもありましたが、兄として妹に接する態度など、演じるにあたって意識したことはありますか?
ボゴム:イ・ヨンは誰よりも家族を思う気持ちが強かったと思っています。僕がこのイ・ヨンという人物を考えて胸が痛んでしまった部分は、彼をとりまくすべての人たちがイ・ヨンを警戒し、その場から引き摺り下ろそうと考えていたことです。宮廷の中で信じられる人物はいつもそばにいてくれるチャン内官と妹しかいませんでした。父親とスギママ(淑儀媽媽)、妹や弟たちは守らなければいけない存在でもありました。イ・ヨンをとりまく家臣にとっては無力な王子として映っていたかもしれませんが、世間知らずなセジャがそんな中で家族を守っていこうとする彼の気持ちを考えながら演じました。そして言葉を一言何か言う時も、一見冷たく響くかもしれない言葉の中に誰よりも大きな真心が込められ、温かい気持ちが秘められているんだということを表そうと思いました。

― 12月24日にはファンクラブ発足記念のファンミーティングが幕張メッセで行われますが、どんな気持ちですか?
ボゴム:今、とても緊張しています。多くの皆さんと一緒に過ごせることをうれしく思います。12月24日はクリスマスイブで特別な日です。本来は家族の皆さんと一緒に過ごす日でもありますが、ファンの皆さんがわざわざ時間を作って会場に来てくださることに本当に感謝しています。その気持ちを込めて、どんなステージにするかを一生懸命考え準備をしているところです。皆さんにも期待していただき、多くの方に来ていただければうれしいです。皆さんにとって大切で思い出に残るような一日にしたいと思っています。皆さんにとってのプレゼントになるような一日にしたいです。

― 『雲が描いた月明り』はテレビ東京で11月20日からいよいよ放送となりますので、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ボゴム:(韓国での放送から)1年が過ぎましたが、日本の地上波で放送されることをとても光栄でありがたく思っています。このドラマをご覧いただきながら韓国の美しさを感じていただけたらうれしいですし、韓国の美しさが込められた宮廷の中の様子や韓服を知っていただけたらうれしいです。イ・ヨンとラオン、そしてそれ以外の様々な登場人物たちの成長を温かく見守っていただきたいですし、皆さんにとっても心に残る温かいドラマになってほしいです。月明かりを見ただけでも思い出すような、そんなドラマになってくれたらうれしいです。

トーク後にはフォトセッションが行われ、記者会見は終了となりました。
フォトセッションで手にしていたテレビ東京のキャラクター・バナナ社員「ナナナ」を持ったまま、退場のギリギリまで笑顔で手を振ってくれていたボゴム。その姿から、彼の優しい人柄がうかがえました。
ドラマはテレビ東京にて11月20日(月)から放送スタートです。

「雲が描いた月明かり」
●テレビ東京にて、11月20日(月)スタート 毎週月曜~金曜あさ8時15分~9時11分
●DVD、Blu-rayリリース中
DVD-SET1、SET2 各19,000円+税
Blu-ray SET1、SET2 各21,000円+税
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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