チェジン(MYNAME)、カラムが出演!音楽劇『さよならヨールプッキ』ゲネプロ&囲み会見レポート
2017年9月6日から新宿シアターサンモールで音楽劇『さよならヨールプッキ』が開幕。MYNAMEのチェジン、そしてカラムがこの舞台に出演しています。上演にさきがけ、初日にはゲネプロと囲み会見が行われました。
ゲネプロでは本番さながらに熱の入った演技をするチェジン。またカラムは人間ではないロボットという難しい役を好演しました。
ゲネプロ終了後、囲み会見が行われ、相馬圭佑(カイン)、チェジン(アベル)、カラム(アトム)が登壇しました。
― それぞれが演じる役名の紹介をお願いします。
カラム:カラムと申します。『』の中でアトムという役を演じます。よろしくお願いします。
相馬:カイン役の相馬圭祐です。よろしくお願いします。
チェジン:アベル役のチェジンです。よろしくお願いします。
― 役どころの説明をお願いします。
カラム:アトムという役は希望的な存在から滅亡的な存在に変わっていく見どころのある存在だし、皆さんご存知の『鉄腕アトム』という素晴らしい役を演じることができてうれしいです。
相馬:僕は『アベルの兄』というのが僕の役の根幹になっているのでアベルをどう楽しくさせるか、アベルをお兄ちゃんとしてどう引っ張っていけるかというのをすごく考えていて、チェジンもアベルのような性格で、ありがたいことに頼りにしてくれたので、僕も普段から相馬圭祐はカインとして、カインも相馬圭祐としていられるように演じました。僕の中ではアベルありきの役だし、そういう人間だと思います。
チェジン:僕はカインの弟で、わがままで子供です。最初はカインお兄さんが僕を嫌だなと思っていると感じて、ずっと回りながらカインお兄さんを好きになる役です。
― 今回のテーマはタイトルに対して重い内容ですが、演じてみていかがでしたか?
相馬:僕はクリスマスにあまり良い思い出がなくて、小さい頃はプレゼントはサンタさんからの手紙だったんです。『今年は行けません』という手紙で来てんじゃねーか!と思ったりして(笑)。だから僕の中ではクリスマス=華やかというイメージはなくて、観に来てくださるお客さんにもクリスマスといっても意外と暗い雰囲気になっている方もいるんじゃないかと思って、僕はミスマッチ具合はあまり感じずに演じられました。でもサンタのシーンとかアベルと一緒にワー!とかヤー!とかやっている明るさもあるので、テーマの暗い部分と明るい部分の対比もあって、僕はそんなにミスマッチ感を感じずにやれています。
― カラムさんはアトムを演じられていかがですか?
カラム:初の人間じゃない役を演じることができて、楽しみでもあるし、どうやって演じていけばいいのかという悩みも沢山あったのですが、今回の舞台は人数も多いし、みんなすごい経験者で、圭祐さんはものすごい演技力でいろいろ助けてもらったので、自分のこれからの俳優人生としてはすごいプラスになる、成長のきっかけになる作品だと思います。
― チェジンさんは初めての舞台ですが、いかがですか?
チェジン:僕は初舞台なんですが、最初に台本をもらった時、僕にできるかなと思って、大きな役をもらって最初は失敗もあったし、できるかなと思ってずっと稽古とかではいろんな先輩たちも沢山いるので毎回教えてもらって、いい経験だと思ったし、稽古をやっていて本当に楽しくて嬉しいです。
― 一番大変だったことは?
チェジン:僕は初舞台だからこういう風に演技したこともないし、勉強もしたこともないし、稽古で先輩のお兄さんたちがずっと教えてくれて、本当に初めての時は堂いう風にしたら皆さんが感動できるかを考えました。
相馬:すごいピュアな感動をしてくれるおふたりなんです。これが日本人にはできない部分だったりするのかなと思うんです。語弊があったらすみませんが、例えば日本人ではないので日本語が完璧に使いこなせないけれど、それでもふたりは発していくじゃないですか。そういう言葉ってすごく嘘じゃない言葉としてお客さんも僕たちも聞けるので、アベルとアトムはこの二人じゃなきゃできないなと思いました。僕もありがたいと思うし、このポジションでやらせてもらえて逆に感謝です。
― 見どころを教えてください。
カラム:見た目の見どころも沢山あるし、家族の大事さも感じられるます。そして今まで思っていた『アトム』のイメージを変えさせてあげます。
相馬:この世界観は演出家の奥村さんワールドの真骨頂で、普通の舞台ではない流れというか…僕の部分でいうとひとり語りを急に始めたりとか、このシーンがどうつながっているのか、そういうお客さんもグッとのめり込んでみられるような世界観だったりします。それをすごく新鮮なキャストがいて、上の方々がいて、真ん中の方々がいて、3つのパワーがギュッとなったときに、今日のゲネまで不安だったのですが、やっぱりみんなプロでした。だから僕もすごいパワーをもらったので、千秋楽までにはきっともっともっとレベルアップしていく舞台になるので、観に来てくださる方はそこも楽しみにしていただけたらと思います。
チェジン:僕は今も本当に緊張しているんですけど(笑)、公演する時には毎回緊張しないんでうけど、めちゃくちゃ緊張してる(笑)。僕は最初に台本もらった時から『この舞台はいいな』と思って、稽古をやりながら、みんなホントに頑張ったし、ファンの皆さんに感動を与えられるように頑張りました。観に来たら本当に感動できると思います。本当はこの舞台は12月にやりたかったんですけど、ごめんなさい(笑)
相馬:ああ、クリスマスだからね。
― 特に注目してほしいシーンを教えてください。
チェジン:カインと僕で歌うシーンがあるのですが、その前に喧嘩をして、お兄さんと愛がもう一回大きくなる機会になるというか、それが良いシーンだと思います。注目したいところはいっぱいあるんですけど、ここがたぶん一番大事な流れじゃないかと思います。
相馬:言われちゃったよ(笑)。それすごく好きなんですよ。歌いながら照れたりする顔とか、お芝居でやってるって言うけど、稽古場で最初にやった時とか本当に生の反応でこっちもキュンキュンしちゃって可愛いんですよ。本当に可愛くて。しかもあのシーンは、今回は再演なんですが、追加されたシーンなんです。だから僕もあのシーンは本当に好きなんです。
カラム:残念ながら僕もそのシーンです(笑)。なんか芝居をやってないって感じがして、現実性が高くて、カインとアベルじゃなくて圭祐さんとチェジンの会話的な感じが、見ていると自分も知らずに表情がニコッと笑ったりしているので、たぶん皆さんもそうなると思います。
― 自分のセリフの中で一番好きなセリフを教えてください。
チェジン:3個言ってもいいですか?『この卑怯者!』『力が入らない』『カインは僕がいなくなればいいと思ってるんでしょ!?』
相馬:流れで好きなのは喧嘩するところなので、そこのセリフは全般的に好きですね。アベルに『鬱陶しいと思ったことはあってもいなくなればいいなんて思ったことはない!本当に』というセリフは、僕には兄がいるんですが、僕がけっこうできる弟で、兄がカインみたいな兄貴で、きっと兄貴も僕に対してそういうこと思ってたんだろうなという気持ちで…チェジンには鬱陶しいと思ったことはないよ!(笑)
チェジン:そう?(笑)
相馬:だからそのセリフはすごく兄貴のことを考えていて、ちょっと気持ちが入りますね。
アトム:アトムが暴走し始めて、笑いながら言うセリフがあるんですが…ギャップというか…
相馬:音も相まってアトムの可愛さと怖さがあるよね。
アトム:そういうことです!
チェジン:今日はめちゃめちゃ緊張して…。今日は早く寝たし。
カラム:入るちょっと前から『緊張してる、どうしよう』ってずっと言ってて…
― 日本語のセリフはどうやって覚えたんですか?
チェジン:ずっと書きながら…コンサートも一緒に準備していたので、練習が終わったら夜中4時までずっと読んで…セリフがめちゃくちゃ多いから。『被害妄想』とか難しくて。
― わからない言葉の意味とかは誰かに教えてもらったんですか?
チェジン:スタッフさんやマネージャーさんとかに。慣れるようにわざとファンの前で『被害妄想!』とか『この卑怯者!』とか『しまむら!』とか言ってました(笑)
カラム:セヨンから頼むねって言われたんですけど、『自分一人でちゃんとやってるからやることもないよ』と言ったら、『チェジンは誰かに助けてもらうのが苦手だからたぶん一人で頑張るとおもうんだけど、なんかあったらとりあえずね』と言ってました。でも僕の方がお世話になってるんですよ。
『さよならヨールプッキ』
<あらすじ>
どこかの国、どこかの時代、クリスマスムードに包まれるとある街に突然、サンタクロース集団が現れる、彼らの目的は何? サンタクロース集団の秘密を偶然知ってしまった少年カインは、弟のアベルを巻き込み、サンタクロース集団から街を救おう と試みるが…。
◆公演日程:2017年9月6日(水)~10日(日)
◆会場:シアターサンモール(東京都新宿区新宿 1 丁目 19−10 サンモールクレスト)
◆脚本・演出:奥村直義(BQMAP)
◆音楽:佐藤太・竹下亮
◆出演者:相馬圭祐 チェジン(MYNAME)カラム 酒井萌衣 植野堀誠 空閑琴美 尾花貴絵 小林智絵 李賢宇 上野建 本間健太 美萌 東祐 村井翔一 神坂奈美 知桐京子 藤重政孝
【チケット料金】
全席指定席 前売り・当日
SS 席 8800円 (特典 DVD付前方席)
S 席 6800円
A 席 5000円