俳優としても大人気の台湾アーティストAARONが、初の日本オリジナルシングル「MOISTURIZING」を3月18日にリリース! 3月20日、東京都内で発売記者会見が行なわれ、AARON、作曲・プロデュースを担当した元JUDY AND MARYのTAKUYA、作詞を担当したミッツ・マングローブが登壇しました。
まずは司会の呼びかけでAARONが登場。「皆さん、こんにちは。AARONです。よろしくお願いします」と日本語で挨拶。司会によるトークが行われました。
― 先ほど日本に到着したばかりと聞きましたが…
AARON:はい、そうです。
― お疲れじゃないですか?
AARON:大丈夫です、全然。
― 今年は2回目の来日ということになりますね。
AARON:はい、そうですね。
― 3月18日に日本オリジナルファーストシングルをリリースされました。おめでとうございます。
AARON:ありがとうございます。
― シングルリリースにあたって日本でもいろいろ活動もありますね。
AARON:東京と大阪。
― ソロでの日本語曲は今回が初のチャレンジですが…
AARON:はい、初めてです。
― 大変じゃなかったですか?
AARON:ちょっと、難しい。歌詞が難しかったです。
― 作曲、プロデュースはTAKUYAさんですね。
AARON:TAKUYAさんがご自分のナンバーワンの曲にしたいとおっしゃっていたので、僕のプレッシャーも大きくなりました。
― 作詞はミッツ・マングローブさんです。今日はゲストでお二人がいらしています。
AARON:ありがとうございます。
ここでTAKUYAとミッツ・マングローブが登場!
TAKUYA:プロデュース、作曲をしたTAKUYAです。よろしくお願いします。
ミッツ:今日は頑張って地味にしてきました。作詞をしたミッツ・マングローブです。


― 今回作曲、プロデュースをするきっかけとなったのは2013年のa-nationでAARONさんと出会ったからとのことですが、どのような経緯でプロデュースされることになったのですか?
TAKUYA:僕の師匠でもある佐久間正英さんがAARONの台湾の曲の日本版アレンジをされたのがきっかけで紹介されました。その時にイベントで一緒にギターを弾いてほしいという話をいただいてa-nationに一緒に出演しました。その後、日本でCDをリリースしたいので一緒にやってほしいというお話をいただきました。2013年の年末には台中でで行われたイベントも観に行き、だんだん親交を深めてどんな曲がいいかを考え、やっと発売できました。1年以上かけて考えたので思い入れのある曲です。
― ミッツさんに作詞をオファーしたのはTAKUYAさんだとうかがっていますが、それはどういう経緯だったのでしょうか?
ミッツ:ある日突然、メールだったか電話だったかで、「AARONという台湾のアーティストがいるから詞を書かないか」とお話しをいただきました。
― なぜTAKUYAさんはミッツさんに作詞をお願いしようと思ったのですか?
TAKUAYA:見ての通りのイイ男なので…
ミッツ:AARONがでしょ?
TAKUYA:そうそう(会場笑)。イケてないヤツが愛を叫ぶような曲をROCKで作るのは得意なんですが、AARONが何を歌うと聴いている人がグッとくるのかなと(考えると)、僕は不得意なジャンルだなと思ったんです。イケてる男子に拘りのありそうな人って誰だろうと考えた結果、「ミッツがいるじゃん!」となり、しかもミッツは英語もできるので…
ミッツ:いい男に歌わせたい、言わせたいセリフを詞に託してくれと言われたので、死ぬまでに一度はこういう体験をしてみたいなというシチュエーションを詞にのせました。
― 作詞のオファーを受けた時の気持ちはいかがでしたか?
ミッツ:もちろんとても嬉しかったのですが、この人正気かなっていうね(笑)。責任負えませんよ、どうなっても知らないよっていう。でも他のアーティストに詩を書くのは初めてだったので…
AARON:初めて?ホント?
ミッツ:自分のは書いてたけど、他の人に書くのは初めて。
AARON:すごい!
ミッツ:なおかつAARONのディテールをそんなに知らないまま書いたので、どうなるのか楽しみだったのですが、すばらしい完成度です。
AARON:お二人の才能に助けられました。
ミッツ:いえいえ。毎晩聴いてますよ。すごい良い詞ね!(会場笑)
― AARONさんは普段英語や中国語で歌っていますので、その辺りも意識されたのでしょうか?
TAKUYA:英語は多めにしようという話はしていましたが、そのさじ加減はミッツが…
ミッツ:でも書きながらTAKUYAさんと電話やメールで相談したので二人で作って組み立てていったという感じです。大変だったけど。
TAKUYA:深夜の寝る前のメールを何日もしあっていて…
ミッツ:私が書きながらどうかなって聞くと、TAKUYAさんは時間的にもう(酔っぱらって)ベロンベロンになってる状態だったから、詞とは関係ない話もしたりしたので孤独になり過ぎず、楽しみながら作ることができました。


― AARONさんにとってはソロでの日本語歌詞は初のチャレンジでしたが、いかがでしたか?
AARON:歌詞に男性のセクシーさが非常に表れているなと思いました。この曲を制作する中でTAKUYAさんとも沢山話をして、いい交流ができました。今、おふたりはお酒を飲んでやりとりしたとおっしゃっていましたが、それも面白いと思います。才能もありますが、TAKUYAさんの可愛さが加わって、より夢の中の感じやロマンチックな感じが加わったのではないかと思います。
ミッツ:TAKUYAさんはそうですね。私はそれどころじゃなかったです。ドスッピンで部屋着のまま必死になって書いてました。以前から中国語なまりの日本語の歌がとても好きで、日本人には出せない色気があると思っていたんです。それを想像して、こんな感じで歌うんだろうなというのを妄想しながら作詞できたので楽しかったです。
― TAKUYAさんとミッツさんから見たAARONさん、AARONさんから見たTAKUYAさん、ミッツさんの第一印象はいかがでしたか?
ミッツ:私は詞を書いた後、レコーディングの時に初めてお会いしたので、あえて詳細をを知らずに詩を書いていたところがありました。若くて爽やかさもあるけれど大人の不良な部分も持ち合わせた男が好きなので、自分の頭の中でそういうイメージにしていました。実際にレコーディングでお会いしてみたら、ピッタリじゃない!と。あまりにも顔が小さくてビックリしたというのがありましたけど、イメージ通りの歌声がCDになったのでとても良かったと思っています。
TAKUYA:初めて会った時はスターだな、と。初めて会って次の日には一緒にステージに立ったのですが、なんの物怖じもせず歌っていて、僕は当時内容もわからない中国語の歌詞にふりがなをふってコーラスをしました。いろいろなアーティストの横でギターを弾いてきましたが、彼は持ってるなというのが第一印象です。
― その後AARONさんとの交流を深めて印象は変わりましたか?
TAKUYA:特にここ数ヶ月はAARONの次の扉というか、ミッツと僕で作ったNEXT良い男像というのにハマってくれて、また良い男になったなと思います。
AARON:TAKUYAさんと初めてお会いした時は日本の漫画に出てくる主人公のような男らしい方だと思いました。特に何者にも縛られない自由さを感じました。だから音楽もとても自由というのが僕の印象です。TAKUYAさんと食事をした時に世界各国を周ったという話をしてくれたのですが、いろいろな世界を見てきている人だからこその音楽の多様性や世界の見方があるのだなと感じました。僕はそういう方になりたいと思います。ミッツさんは台湾で放送される日本のバラエティー番組でよく拝見していました。お会いして背も高いなと思いましたが、いろいろな経験があって、学歴も高いんだなと思いました。
ミッツ:台湾で番組を見て知っていたのだったら、私が詞を書くって聞いて心配になりませんでした?
AARON:アハハ!特に心配はしていませんでした。人はテレビを通して見るのとは違う秘めた才能がありますし、TAKUYAさんが紹介してくれた方ですから。むしろ僕が皆さんの期待に応えられるかが心配でした。
ミッツ:絶対的信頼ですね。
AARON:僕も芸能人なのでわかるのですが、テレビで見るイメージは表面的かもしれないといつも思っています。その人の内面や秘められた才能など隠れたものがあると思います。テレビで見るミッツさんは率直に物事をおっしゃっていますが、他の部分もあるんだろうなと想像してました。
ミッツ:もっと他の部分もあるから、それをこの後ね(会場笑)
― 最後にご挨拶をお願いします。
ミッツ:見目麗しいですが、音でもセクシーさが伝わってくる色気のある作品です。自分が携わったというのは関係なく、ヘッドフォンで聴いていたい心地いい音楽なので皆さんぜひ聴いてください。
TAKUYA:こんなに良くできたのが奇跡に近いくらいの自信作になっているのでぜひよろしくお願いします。
AARON:おふたりと協力して制作することができてとても嬉しいです。新しい感覚を僕に与えてくれました。歌詞の中に、以前は自分自身でも発見することができなかった新しいAARONを見つけることができました。今後もおふたりと協力しながら仕事をできたら嬉しいです。ポップでありながらセクシーで元気をくれるこの曲をぜひ皆さんに聴いていただきたいです。

AARON OFFICIAL WEB SITE
http://www.aaron-yan.com/

■Release■
2015.3.18 Release 「MOISTURIZING」
MOISTURIZING (作詞:MITZ MANGROVE 作曲:TAKUYA 編曲:h-wonder)
SKYWALKERS(作詞:藤林聖子 作曲:TAKUYA 編曲:h-wonder)
■初回盤

CD+DVD PCCA.4173 \1,667+税
【CD収録楽曲】1.MOISTURIZING  2.SKYWALKERS
【DVD収録内容】「MOISTURIZING」Music Video&メイキング映像
■通常盤

CD only PCCA.70430 ¥1,204+税
【収録楽曲】1.MOISTURIZING  2.SKYWALKERS  3.MOISTURIZING(Instrumental)  4.SKYWALKERS(Instrumental)