台湾ドラマ史上最高視聴率を記録した「ハートに命中100%」の脚本家がシナリオを手掛け、視聴率が1%超えれば大ヒットとされる台湾ドラマ界で自己最高視聴率2.03%をマークし、同時間帯1位を獲得した話題作「恋する、おひとり様」DVD-SET1~3をNBCユニバーサル・エンターテイメントより好評発売中。
本作は、台湾人気ガールズグループ“Dream Girls”のメンバーで、2014年華劇大賞では最優秀華流スター賞を受賞、アジアエンタメ界の“新女王”として躍進中のパフ・クオと大ヒットドラマ「恋してる愛してる」で華々しいドラマ初主演を飾ったリウ・イーハオのアジアドラマ最前線を突っ走るフレッシュキャストが豪華共演。
DVDリリースを記念して、本作で負けず嫌いで、他人にも自分にも厳しいおひとり様女子カイチーを演じた“ラブコメ女王”、パフ・クオが撮影のエピソードを語った。

――このドラマに出演を決めたきっかけは?
実は私は食べることが大好きなんです。だから、ドラマの題材がフランス料理ということなら美味しいものや、大好きなフランス料理が食べられると思って興味を持ちました(笑)。そしてトゥ・カイチーという人物も興味深かった。前作(「王子様をオトせ!」)の役はどちらかというと活発な女の子で、あれこれ悩まず、考える前に行動してしまうタイプでしたが、今回のカイチーはしっかり者だけどあまり社交的ではなく内向的な女の子です。心を閉ざしていて誰にも言えない過去を抱えているという、私にとってはこれまで演じてきた役とは全然違う新鮮な役柄でした。
――このドラマのために料理教室などへ通ったりしましたか?
撮影に入る前にプロデューサーさん、脚本家さん、スタッフさんと役柄について話し合うミーティングをしました。そして、フランス料理を知るために食べることから始めようと提案しました。忙しかったので教室には通えなかったのですが、見ることや味わうことならできます。フランス料理の特徴は調理するのに手間がかかりますし、また一皿ずつ提供するので気が抜けません。だからより深く理解しなければなりません。リウ・イーハオさんとは知り合いだったので、一緒にフランス料理を食べにも行きました。
――監督や脚本家から、この役について要望や指示はありましたか?
私の話し方や役の気持ちの面について指摘がありました。カイチーは人に言えない家族の問題を抱えていて、心に秘めたものをどう表現するかとか、普段、彼女は誰に対してもクールなのにズージエにだけは感情を露わにします。それは“心に彼が踏み込んだと感じたから”だと気持ちの面のアドバイスを受けました。そういう彼女の心理を理解して演じる必要がありました。撮影初日に撮った第1話のシーンの中に彼を怒るシーンがありました。「この実習生!」と彼の胸ぐらをつかんで激怒するのですが、思い切り怒らなくてはならない。最初の撮影だったので役にも慣れていない状態でどこまで怒りを出すべきか自信がなくて不安でどう表現したらいいのかほんとに緊張しましたし時間もかかりました。
――常に不機嫌な顔と態度をとっている役とご自分の性格で似ている部分または違う部分があれば教えてください。
私は普段、外では明るく振る舞っていますが、家でくつろいでいるときは比較にならないくらい違います。表情がなくなります。でもドラマに出演するたび、役に似てくることがよくあります。たとえば「王子様をオトせ!」のリャンリャン(役名)は、無邪気で、明るく何についても考えるより行動が先で大声で話す女の子でしたから、その時はプライベートの自分も影響されました。シンプルな考え方をするようになっていましたし、思い立ったら即行動をしていました。だから今回のドラマではカイチーのようになっていて、あまりしゃべらず、ついつい冷淡な態度をとるようになっていました。前から知り合いだったイーハオさんが知っている私とはずいぶん違ってたので、彼は困惑していましたが、役に影響されているんだと説明してあげたら納得していました。役柄をつかむまでは役のことで頭がいっぱいなり、自分自身が役に似ていってしまうんです。でも役の人物像が理解できて演技にも慣れてくると気持ちも落ち着いて自分を取り戻せる。もちろん撮影に入ればしっかり役に入り込みます。
――最も印象に残るシーンは?
父親と喧嘩してビンタされるシーンです。生まれて初めてビンタされたシーンなので印象深かったです。
過去に経験のないシーンで、どう演じようかずっと考えていました。本番では大声で怒鳴り激怒したから、心拍数がかなり上がり気持ちも高ぶってしまって撮影が終わっても興奮が冷めなかった。でも満足感がありました。日常で経験のないことを全力で表現し終えたから達成感がありました。何とも言えず満たされた気分でした。だから一番印象に残っています。
――本当にビンタされたのですか?
はい。本当にビンタしてもらいました。視聴者にはわかりますから。リアルに見せたいし、誤魔化したくないので・・・。もちろん内心は怖かったけど割り切っていました。平気と言いながら痛さに耐えそして怒りが爆発しました。臨場感があって面白かったです。本気で怒っていて、お父さんのシーンなのに自分は怒りが収まらなくてずっとお父さんと対峙していました。脚本では、お父さんは台湾語で私たちは北京語でしゃべらないといけなかったのに言い合うシーンもつい台湾語で言い返してしまいそれがおかしかったです。当時は役に夢中でした。


――リウ・イーハオさんとロマンチックなシーンがたくさんありました。現実の世界では存在しない男性ですね?
いいえ、言い切れませんが、どこかにいるかもしれません。とにかく優しい男性です。ドラマでのカイチーは、誰にも本当の自分を見せない、心を開かない女の子だから彼がいて…彼は幼なじみでいつもそばにいて暖かく声をかけて彼女を優しく見守っている。以前のカイチーは明るかったのになんで無愛想になったのか考え始める。実際、自分にひたすら関心を注ぐ男性に女は弱いものです。やがて彼女は心を開き彼を受け入れる。それまでに彼は、真実を隠したりして、彼を疑ったりもしますが、自分のために彼がしてくれたたくさんのことがぐっと来る。心に沁みてその優しさに感動してしまいます。彼女のトラウマをなくすため彼の一途な優しい言動は本当に…女性であれば嫌う人はいませんよね。
――初めてリウ・イーハオさんと共演して印象はいかがですか?
彼のことがより分かるようになりました。最初は変わった人だなと思っていたけど…。彼の話の意図が理解できなかったのですが、時間がたつにつれ言いたいことが分かるようになりました。最初は戸惑ったけれど、彼は自分の世界を持っている人だと思います。たとえば髪をセットしてもらう時に皆が静かにしているのに突拍子もなくセリフを言い出したり、話の最中に急にセリフを言ったりなど、彼は中学校にいる生意気な男の子のようなんです。その頃の男子って無邪気でしょ?私は撮影当初、緊張していました。でもカイチーに対する彼の態度のおかげで変わりました。彼と一緒にふざけ合っているうちにいつの間にか緊張した気持ちも和らいでいました。ほんとうに楽しかったです。
――ズージエ、あるいはズージエのような男性についてどのように思いますか?
ズージエは思いやりのある暖かい人で、どちらかと言えば、口数も多い方だけど、後ろから彼女をそっと見守ってそばにいてくれるの。2人の未来がどうなるかは分からないけど、とにかくそばにいて守ってくれる。だからズージエは天使のような存在だと思います。
――ドラマの見どころを教えてください。
このドラマが面白いのはヒロインの心の動きです。彼女がどんな問題を抱えていて、どうして他人に心を閉ざして冷たく接しているのか?そんな彼女の心がズージエによってどうやって溶かされ、どう開かれていくのかに注目してほしいです。見ている人に想像させる場面もあれば、あるいは予想外で驚くような展開も数多くあります。このドラマのメッセージは、おひとり様でいることは悪くないけど誰かと共鳴することも大切だということです。私とカイチーは性格に共通点があります。芸能人は話すことが仕事だけど、もちろん私たちにも自分の聖域があります。外の世界がどうであろうと私は私。私もおひとり様はとても好きだし、家で1人になってマンガを読んだり、のんびり過ごすこともある。ひとりでいることも悪くない。私みたいな人は大勢いると思います。あとは、ズージエが彼女の固く閉じている心をいかにして開いていくのか彼の言動にも注目してほしいです。
――撮影する時はストレスもあると思いますが、忙しい中でどのようにしてお肌と健康を維持しているのですか?
よく食べてよく寝ること、と言いたいところですが、時間がとれないので収録が終わって帰ったらすぐに化粧を落として肌を休ませてあげます。そしてお風呂に入ってベッドに横になるの。すぐには眠らず、リラックスして体を休めてあげます。できるだけ栄養のある物を食べるけど量は控えます。一時期 気にせず食べ続けていたらやっぱり太ってしまいました。注意しなきゃ(笑)。
――台湾で「セクシー美女100人ランキング」1位を3連覇したご自分の一番の魅力はどこだと思いますか?
セクシー美女1位に選ばれて、私を支持して選んでくれたファンに感謝したいと思います。セクシーかどうか自分もよく分からないんです。まだ勉強している最中です。撮影のポーズやダンスのスタイルに自分らしいセクシーさをまだうまく表現できずにいます。もっと頑張らなくちゃ。
――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
こんにちはパフ・クオです。トゥ・カイチーを演じました。楽しいラブコメディなので主人公たちに起こった面白い出来事を楽しんで見てください。おひとり様で家でくつろいでいても私たちと一緒に楽しんでください。応援よろしく。ありがとうございました。



「恋する、おひとり様<オリジナル・バージョン>」
DVD-SET1~3 好評発売中
各\12000+税
※好評レンタル中
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
DVD公式サイト:http://kandera.jp/sp/ohitori/
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