「相続者たち」『MASTER/マスター』の若手実力派俳優キム・ウビンと、『建築学概論』で“国民の初恋”と称されるペ・スジ(missA)が初共演した話題作「むやみに切なく」が、U-NEXTにて独占見放題配信中!
本作で本格的な恋愛ドラマに初挑戦したキム・ウビンは、余命を宣告されながらもヒロインとの愛を貫くトップスター シン・ジュニョンを演じ、完璧なルックスと少年さも持ち合わせた大人の男で視聴者を虜に。ヒロインであるノ・ウルを演じたペ・スジ(missA)は、これまでの清純イメージを脱却し、お金に貪欲なドキュメンタリープロデューサーという俗物的なキャラクターを熱演。そんな本作は、「ごめん、愛してる」の脚本家イ・ヒョンギと、「王女の男」の演出家パク・ヒョンソクが、優しい目線で主人公2人の純真な心に寄り添い、愛の感情を繊細かつ叙情的に表現。こうした2人の愛の軌跡は、視聴者の心の琴線に触れ、号泣必死の感動をもたらします。

この度、U-NEXTでの独占見放題配信を記念して、「ごめん、愛してる」の脚本家で、本作の脚本を担当したイ・ヒョンギよりインタビューが到着しました。キム・ウビン演じる主人公シン・ジュニョンという人物像や、タイトルの命名など、本作が誕生した秘話を語っています。

――「むやみに切なく」というタイトルにした理由は?
ドラマの企画段階から、ジュニョン(キム・ウビン)とウル(ペ・スジ(missA))のラブストーリーにしようと考えていました。ある程度ドラマの方向性が固まった頃、2人の切ないロマンスにふさわしいタイトルに悩んでいました。色々なタイトルを検討していて、企画会議中に偶然、チョン・ユヒ作家の「むやみに切なく」という詩に接しました。 同名のエッセイ集の中に収められている詩でしたが、詩の内容もさることながら何よりもその題名がジュニョンの素直になれない愛し方によく合っていると思いました。表面的にはウルに対して横柄で不躾な感じに振る舞っていますが、心の中では彼女を愛し、彼女のために残された時間をすべて使おうと思っているジュニョンの切ない心をよく表現していると思いました。企画会議が終わってすぐ、出版社にドラマのタイトルとして使いたいと連絡して許諾を得ました。作家のチョン・ユヒさんも、「いつもあなた(イ・ギョンヒ)の書くドラマは好きで見ています」とおっしゃってくださって、使用を快諾してくださり、ドラマがうまくいくようにとおっしゃってくださいました。

――シン・ジュニョンという人物を一言で表現するとしたら?
撮影現場で突然台本を変えてほしいと言い出したり、やりたくないことは死んでもやらないと言い出して、スケジュールは全部キャンセル!なんて一方的に通告するジュニョンの第一印象は、自分のことしか考えてない“エゴイスティックなスーパースター”といったところでしょうか? しかし、ドラマが進むに従ってジュニョンの高校時代、大学時代が描かれるようになると、ドラマを見ている人たちはすぐにわかったと思います。自分勝手で悪そうに振る舞っているジュニョンが、実は常に誰かのための選択をし、その選択による苛酷な代価は彼一人が払ってきたことを、そして彼は誰よりも人の幸せを考える人物だということを。 今の不躾な感じのジュニョンは、キャラクターの中に隠された本当のジュニョンの性格をより効果的に見せるためのもので、そのために過去のエピソードを圧縮してうまくストーリーの中に織り込むように努力しました。

――作品を通じてどのような思いやメッセージを視聴者に伝えたかったですか?
真実の愛は、人だけではなく世の中も変えることができるということをドラマを見る人の心に届けたかったんです。誰もがそこまでしなくてもと思うかもしれませんが、あえて残された人生のすべてを懸けて、愛する女が生きていかなければならない日々を、春の日のように暖かいものにしたかったひとりの男の純愛物語を通してです。この世知辛い時代に、童話みたいな愛の物語がどこにあるのだと、一蹴することもできるでしょうが、絶対にどこかにはジュニョンとウルのように、切なくてどうしようもないくらいに愛し合い、彼らだけの方法で世の中を変えていく人々がいるということを、信じられるようにしたいと考えたんです。

――キャラクターの設定として、なぜシン・ジュニョンをトップスターに設定し、ノ・ウルをドキュメンタリー番組のプロデューサーに設定したのですか?
もし、過去に愛し合っていた2人が、時を経てカメラを間に置いたインタビュアーとインタビューイの形で再会したならば、カメラには映らないどれほどの隠れた物語や思いがあるだろうかと想像して、2人の主人公の職業を模索していきました。 ウルの場合は、現実的にはやむを得ず卑屈にならざるを得ない、でも心の片隅には正義に対する熱い思いが残っている人物として描くために、生活のために仕方なくドキュメンタリー番組のプロデューサーをしている女性に設定しました。ジュニョンの場合は、外見的には華やかで、人も羨む大きな影響力と財力を有しているが、もう自分自身に残された時間がわずかという時でさえ、大衆の前に立たなければならないというアイロニーを描くために最高のトップスターに設定しました。

――作品の創作企画意図について
自分のせいで冷たい冬のように変わってしまったウルの人生を、再び暖かい春の日のようにして、この世を去りたかった一人の男、ジュニョンの切ない純愛物語を描いて視聴者のみなさんに届けたかったのです。なぜジュニョンがこのドキュメンタリー番組のインタビューを受けることになったか、彼の本心が表れています。その本心が、まさにこのドラマの創作意図だと言えると思います。 “私が遠い昔、彼女から無惨に奪ってきたものを返して、去っていくためにです。誰よりも愛らしく、誠実で正義感にあふれて美しかった彼女本来の姿に戻して、去っていくためにです”

「むやみに切なく」U-NEXTにて独占見放題配信中
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