<オフィシャルインタビュー>「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」イ・ミンギ オフィシャルインタビュー
“ロマコメ王子”イ・ミンギד次世代ラブコメ女王”ソ・ヒョンジン主演の2019年No.1奇跡のロマンティック・ラブストーリー「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」のDVDが好評発売&レンタル中。このたびリリースを記念して、人の顔が見分けられないという秘密を抱えた財閥御曹司ソ・ドジェ役を務めたイ・ミンギのオフィシャルインタビューが到着。共演者とのエピソードや印象に残っているシーンなど、たっぷりと語ってくれた。
― 出演を決めたいきさつを教えてください。
イ・ミンギ:まず原作の映画を知っていたので、そのドラマ版だと聞いて興味を持ちました。また相手役のソ・ヒョンジンさんに以前から注目していたのも大きかったです。それから僕が任されたソ・ドジェという役柄も演じたことのない、僕にとってはとても新しいキャラクターでした。そういった理由から出演を快諾しました。
― ドラマの台本を初めて読んだときどんな印象を受けましたか?
イ・ミンギ:まず、キャラクター間のそれぞれ違う設定が魅力的でした。この世の中で誰一人も見分けられないように姿を変える人を、誰も見分けられない男性が見分けられて愛し合い、お互い心の傷を癒し合うストーリーのようで惹かれました。そして、脚本家の先生のデビュー作にもかかわらず、キャラクター間のセリフの掛け合いがとても良かったです。セリフが面白いなって思いながら、そういうところもとても肯定的に見ていました。
― 映画が原作となる作品ですが、映画原作があることによるプレッシャーとか、むしろ意欲が湧いたりしましたか?
イ・ミンギ:実は原作の映画を観て、公開された時劇場で観たのですけれども、それを観てからこのドラマの台本を読み、出演を決めるまで映画を観返しませんでした。なぜならその映画がどんな映画か知っていたので、ドラマの台本は、映画とはまた違う部分があり、あえて映画と関連付ける必要はないと思ったからです。映画で使われた設定やコンセプトを持ってきただけなので、プレッシャーとかむしろ排除したとかは別として、まったく違う作品だと思って撮影に臨みました。
― 他人の顔が見分けられない顔面認識障害を持つ役は難しい役柄だと思いますが、そのための役柄の分析とか役作りはどのようにしましたか?
イ・ミンギ:確かにこのキャラクターは顔面認識障害を持った人物キャラクター設定でしたが、この役割やドラマ自体がそのドジェという人物の病気のリアリティに重きを置いている、そういうドラマではないので、そこに集中しようとはしていなかったです。むしろ、そういう環境に置かれた人がセゲをどういう風に愛するか、例えば、このドラマの主題も「愛」が一番重要なポイントなので、相手をどういう風に愛するかについて台本を読みながら考えました。
― 普段自信にあふれてシックなドジェが、愛する人には優しい笑顔を見せたり焼きもちを焼いたりする姿がイ・ミンギさん本人と似ていると思いますか?それからドジェに共感できた部分と反対に自分とは違うなと思った部分はありました?
イ・ミンギ:作品を撮っていくうちに、特に撮り終えるたびに感じるのが、自分と役柄が似ているかどうかというより、自分が役柄に似ていくところはあります。キャラクターに6か月間は集中しているから自分が似ていくのはあります。影響を受けるんです、自分が。似ているかというと・・自信にあふれてシックだとおっしゃいましたよね。それと見た感じは似ているかもしれないけど、僕は少し無関心なところがあります。周囲の状況とか関係とかになるべく刺激されないように、静観したいタイプなんです。そういう面は、ドジェと似ていると思います。ドジェが笑顔をよく見せて、焼きもちやいたりする姿を見せますよね・・・それは似ていると思います。
― 影響を受けるとおっしゃいましたが、具体的にはどんなことですか?
イ・ミンギ:新たな気づきを得られるんです。役が発するセリフや状況が、自分の感情を使って、台本の中で解釈をして演技をするわけなんですけど、その時、自分が介入して解釈していくわけですから、自分の場合だったらこう言えただろうか、このセリフをどう解釈して演じるべきかを考えました。分かりやすく言えば、自分より年上の人と話した時、学びを得られるように、あるキャラクターはそのような影響を与えてくれたりします。
― 人々に囲まれて困っているセゲをドジェが助けるシーンがありますよね。とてもかっこよかったです。その他にも視聴者がときめくようなドジェのセリフや場面はありましたか?ご自身で演じながら一番印象に残っているシーンは?
イ・ミンギ:もちろん僕も撮影が終わってドラマでそのシーンを見たときは、かっこいいなと思いました。でも個人的に選ぶとすると、セゲが自分のせいでドジェが病気になったと知り、距離を置き始めるんです。ドジェはそんなセゲを離さないようにするのですが、そういう過程で、地下駐車場で、「ソ・ドジェさんが嫌い」「最初から嫌いだった」とセゲが言うシーンがありますが、そこでドジェが「僕には告白に聞こえる」と答えます。その時ドジェは大人だなと思いました。多分僕だったらそんな言葉は選べなかったと思います。
― 先ほどソ・ヒョンジンさんの話が出ましたが、「また!?オ・ヘヨン」のファンだったそうですね。そんなソ・ヒョンジンさんが相手役になって嬉しかったと思いますが、共演してみていかがでした?
イ・ミンギ:多分「また!?オ・ヘヨン」をご覧になった方で、そのドラマやソ・ヒョンジンという俳優に興味を持たない方はいないかと思います。その後も、ソ・ヒョンジンさんの出演作はすべて・・・あ、一つは見逃した。それは僕の出演作「この恋は初めてだから」と同時期に放送していたので見られなかったです。その前の作品も観たんですが、多分他の男性俳優さんたちも共演したいと思っているはずです。でも今回は僕と縁があって共演できたんですが、やはり良かったですけど・・・(笑)。ちょっと言い方が難しいな。多分出演を決めた動機においてソ・ヒョンジンさんと共演するということの影響が大きかったと思います。撮影後も共演できてよかったと思いましたし。この間、親しい脚本家と、ソ・ヒョンジンさんと、彼女がその方の作品に出たことがあるので一緒に食事したんです。その時、こんな話をしました。去年一緒に共演したから、すぐは難しいだろうけど、数年後また何か一緒に共演できるかもなと。お互い良い印象を残して終えたと思います。
― そんなに良かったんですね。
イ・ミンギ:そうですね、同い年だし、馬が合いましたね。話し合いも考え方も似ているところが多かったです。
― ソ・ヒョンジンさんのエナジーとミンギさんのエナジーは落ち着いた印象があるんですが、現場で一緒にいるときはよく盛り上がったんですね。
イ・ミンギ:僕がインタビューの時は特にトーンが落ちるみたいです。普段はもっと明るい面も多いんですが、現場ではいろんな方たちと動いていますからもっとエネルギッシュで、ヒョンジンさんとは仲むつまじいシーンもとても多かったので、その時のいい感情が楽しげに見えたかもしれませんね。
― セゲは月に一度姿が変わるので、変身した姿を演じる俳優もたくさんいらっしゃいましたよね。特にキム・ミンソクさんにヒゲの剃り方を教えるシーンが面白かったです。ミンソクさんを含め、変身したセゲを演じた方々と共演した感想を教えてください。
イ・ミンギ:撮影に入る前から「いろんな方と息を合わせるんだな」と、僕だけでなくみんなそう予想していたはずですよね。それにキャストも未定だったので、どなたになるか知らなかったんです。だから楽しみにしていたし、セゲ役の方々は台本が渡されたのも直前だし、キャスティングが進んだのも放送が始まってからです。そんな短い準備期間だったにもかかわらず、最初から準備して撮影していた僕たちが恥ずかしくなるほど、全力で臨んでくださいました。状況がそうだったからそうするしかなかったのかもしれませんけど、皆さんに感謝しています。誰一人、途中参加でも手を抜かず、「自分はハン・セゲだ」となりきっていました。それが僕にも伝わってきたので、パートナーが変わっても演じやすかったです。
― キム・ミンソクさんとはどうでしたか?
イ・ミンギ:ミンソクさんは・・・早い段階で出演が決まっていて、僕とも脚本の先生とも縁があって、自分がやりたいと前もって話があったからやってもらったんですけど、むしろ一番印象に残っているのがミンソクさんです。台本が上がる前も、そして台本が上がった後もすごく心配していて、よく電話で相談してきたんです。「どうしたらいいですか」「ヒョンジンさんはどうしていますか」「自分はどう合わせるべきですか」と心配も多っかたのもあって、そして結果的にもとても素晴らしい演技を見せてくれたので、僕も嬉しかったです。
― イ・ミンギさんから見て現場の雰囲気はどうでしたか?ムードメーカーは誰でした?
イ・ミンギ:ムン・ジインさんとイ・テリさんですね。その二人が実際にも明るくて、とても面白いです。二人のおかげで楽しく撮影できました。現場の雰囲気はもちろんよかったんですけど、他の現場もそうだと思いますが、もちろん慌ただしかったですね。でも、みんな疲れを見せず常に笑顔だったので、幸せな現場でした。
― ドジェはおばあさんに変わったセゲを助けることで顔を認識できない顔面認識障害を持ってしまいますよね。でも後悔はしていないと誇らしげに言いますが、ミンギさんの胸を張って言える少しの後悔もない出来事はありますか?
イ・ミンギ:あるかな・・・。自分の心の中で「よくできた、正しい選択だった」と思うときは、ほとんど後悔が伴うことですが、後悔もなく胸を張れるということは・・・よくわかりません。そういうことができたら次回のインタビューでお話しします。
― もし、イ・ミンギさんがドジェと全く同じ状況だとしたら、ドジェのように一人の女性を愛しますか?
イ・ミンギ:むしろ、病気だからこそ深く愛せるのではないかと思いました。最初自分が顔面認識障害を持っていると想像したとき、顔はわからなくても、人はわかるってことですよね。セリフにも出てくるんですが、「目の不自由な人は人を愛せないのか」と。むしろ人の心にフォーカスを当ててその人を判断するようになるんじゃないかと思いました。可能だと思います。
― 最初にもおっしゃっていたように、二人が出会い、愛し合う様を描いたドラマですよね。他人の顔で生きていく女性と顔を識別できない男性のラブストーリーですが、この特別で美しい愛の物語に出演した感想は?特に愛にフォーカスを当てて。
イ・ミンギ:恋愛がテーマの作品はたくさんありますが、このドラマは独特かつ斬新な描き方をしています。新鮮な気持ちで演じられて僕も楽しかったです。また、偏見のない愛がもたらす・・・より自由な幸せと言いますかね、そういうのについて話し合えるし、視聴者にも伝えることができてよかったと思っています。
― 今までデザイナー、野球選手、バンドのボーカルなど様々な魅力のある役を演じてこられましたが、今後挑戦してみたい役がもしあったら教えてください。
イ・ミンギ:やったことのない役は何でも挑戦したいです。自分にとっても新鮮だし、楽しいから。なんでもいいですけど、演じたことのある役でも違う要素はあって、きっと違う味のする部分があると思いますので、とにかく、僕の長年の目標は休まず仕事をすることです。すでに休んでますけど(笑)。
― ドジェの魅力を教えてください。演じながらどんなところが楽しかったですか?
イ・ミンギ:ドジェの魅力ですか?ドジェは・・・(笑)。恋愛ができなくて、恋愛をしたことのない人のように見えますが、すごく恋愛が上手な人ですので、そういう魅力があると思います。
― 最後に日本のファンに作品の見どころを教えてください。「こういうところが魅力だ」と伝えていただけますか?
イ・ミンギ:原作の映画がある作品ですが、それとはまた違う様々なエピソードがあって、確かに一組のカップルの話ですが、その中で色々なカップルの恋愛模様も窺える魅力満載のドラマです。
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